2017年11月04日

瀬戸田クルーズにて観月会★吟行報

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シトラス尾道俳句吟行会「瀬戸田クルーズにて観月会」無事終了

去る2017年10月7日(土)、シトラス尾道俳句吟行会無事開催修了致しました。
今回は、尾道観光協会(おのなび旅行社)さん主催のクルーズの旅に便乗するスタイルにての吟行ということで、

「島ごと美術館」の作品群を、尾道大学の桜田知文先生にひとつひとつ丁寧な解説付にご案内して頂いたり・・・
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現代美術の作家折本立身さんの「おばあさんのランチ」パフォーマンスに遭遇したり・・・
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途中、缶ビールやジェラードにて海辺でまったりする時間も過ごせたり・・・
お陰様で、本当に盛りだくさんに中身の濃い吟行を堪能することができました♪♪

それでは、早速に参加者の睡々さんの詠まれた10句並びに依子の10句を、
それぞれの参加感想・互選〇のうち1番句◎鑑賞・自選1句★
共にご紹介させて頂きます♪♪

【睡々(すいすい)10句】

神様のさてと云うよな秋の日よ

秋の浜貝殻もまた不全なり

 重きもの沈むが道理檸檬水

 観月会じわり怪しき人となる

◎他人様の娘装ひ秋祭
祭は、都会では邪気を祓う夏祭、田舎では豊作を祝う秋祭が主流。そんな地域に根差した秋祭だけに、地域住民ではない作者は、他人様の娘を装い、特別にちょこっと参加させて貰っているという感じが、睡々さんにしか詠めない句だなぁと思い頂きました。

宵闇の校舎の腹に異界在り

 月光や島と船とを只渡す

 月だけがただ月だけがそこに居て

秋麗老いはエンターテイメント

老うことの幸数へけり秋の暮

〜以上〜
二人きりの吟行。
二人しか知らない時間が確かにそこにあったことを物語るような句でもあるなぁ、と。時折思い出して声に出して読んでみたい句です。
睡々さん参加有難うございました♪ 20171007_120030.jpg

【依子(よりこ)の10句】

 秋陰に母に逝かれし男かな

秋うらら婆婆婆の島ランチ
 まず、大勢のお婆さんが並んで座っていることを「婆婆婆」としたところがユニーク。文字を見たときの視覚効果としても(婆婆婆という文字の連なりはおばあさんがキチンと並んでいるかのよう)「ばーばーばー」という音としても明るいおかしみがあってとっても面白いと思いました。その明るいおかしみが、秋うららの「うららか」な感じた「島」「ランチ」ののんびりとした感じともよく呼応していると感じました。私も同じく島ランチを「秋麗」で詠んだので、あのランチで受けた印象を依子さんと同じ季語で詠んだことが、同じものを見て感じたという実感もあって嬉しかったです。

秋蝶の二連符ベルカントホール

海からの贈物にも秋の声

 秋の浜蝋人形の棄て置かれ

 のみな影となりたる秋の浜

 檸檬谷グリーンレモンの隠れん坊

島の子のヒップホップに月を待つ

秋燈に真白き千羽鶴吊し
 推敲)秋灯下真白き千羽鶴吊るし

港から港へ月の導きに
 推敲)港から港へ月に導かれ
 
〜以上〜
吟行は、同じものを見てそれぞれにどこをどう句に仕立てるか・・・が、面白み。今回、言葉の世界でお仕事をされている睡々さんと同席できたことは、私にとっても大変良い刺激になりました。して、ちょっとだけ先輩風を吹かしてお伝えしたことは、共に「秋うらら」という季語で老いを見つめたところ。俳句は、観念で詠むよりも、目の前で起こっていることを具体的に詠む方が、より臨場感があって、句が生き生きしてきます。

それでは、最後に・・・
島のお婆ちゃんより頂いた手作りブローチをご機嫌につける二人♪♪
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吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足の気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪
                           
次回は、もうまもなく11月15日(水)!!
三原アーカイブスさんご協力のもと三原旧市街散策です。
※9時三原駅改札集合(昼食代・句会時のドリンク代のみ必要)

【じゃこむすびの会】(偶数月の第3木曜夜)も引き続きどうぞ宜しくです★☆★

posted by Senju at 16:34| Comment(0) | ◆気ままに十七音
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