2019年04月05日

第28回じゃこむすび会★報

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第28回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年2月21日(木)、
第28回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋「なお吉」さんにて、無事開催終了致しました。

今年初の初句会・・・新しく20代の若手「小たつ」さんも加わり、
また新しい風を感じる句会となりました。

それでは、参加9名、欠席投句2名、計55句の句会。
兼題は【春隣】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第28回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

houseisara.jpg ※受賞句は釘彫り豆皿に。
金賞(12点) 不自然な冗舌ひびく春の闇 朴生
選んでくださった方は人に言えない「心の闇」をお持ちのご同輩とうれしく思います。亭々さんが即座に「冗舌はだいたい不自然」と言われましたがその通りですね。はじめは下五を「春の宵」にしてたのですがどうもしっくりこなくて、歳時記を見てると「春の闇」という言葉を見つけ、これだ!と思いました。「饒」は豊か、「冗」は長ったらしいという意味合いみたいなので、「冗」の漢字にしました。また「ひびく」という言葉ですが、最初は「聞こゆ」にしていました。「聞く」というのは言葉が脳に入ってくるということで、冗舌な言葉は聞こえてきても心に届きません。それで「ひびく」にしました。(後日本人談より)

銀賞(10点) 土うごき土あざやかに春隣 えや

※銅賞は今回同点句3句ありましたので、省略させて頂きます。

2019年初句会、朴生さん、えやさんおめでとうございます!!

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
猫の眉だんだんけはし春隣 ゆげる
ふっとこうイメージがわいた。だんだん恋猫が激しくなる前を描いている。

朴生 選 
春雨ひと粒くちびるに落ちて咲く 粥々
575じゃないですけれど、イメージが頭の中に。くちびるの色素が雨に濡れて薔薇か椿か・・・咲くというイメージが凄いなと思いました。

古乃子 選 
探梅の口数少なく空二色 転児
空二色、空の青と雲の二色か、梅との二色か、わからない感じはあるけれど、探梅は梅だけでなく周りを見ている。空の広さを感じる。

桜子 選 
土うごき土あざやかに春隣 えや
今朝なんですけど、毎日通る道に土筆が生えていました。昨日まではなかったのに、わさわさ生えていました。春っていきなり来るんだなと、まさに今日の出来事だったので。

転児 選 
浮遊して汽水域へと向かひ春 
何が浮遊しているのか、色んなものがまざったり浮かんだり・・・春はそんな季節。ぼんやりしているけれど、だんだん方向性が定まってきているような・・・。
→気水域とは、淡水と海水の交わるところですね。by朴生
→一草さんの句じゃの〜。by亭々

えや 選 
春隣レトロモダンの醤油差し 睡々
死んだじいちゃんの選ぶものはセンスが悪い。レトロモダン・・・ださい花柄、土産で見つけ、じいちゃんがばあちゃんに買ってきたやつやん。孫か娘かが見つけ、今なら逆に新しいから使えるかな・・・当時じゃ使えないけど今ならいいな・・・的な。

睡々 選 
土うごき土あざやかに春隣 えや
なんかそうだな・・・土のことを2回言っているのが面白い。あんまりこういう使い方をしない。土の表現として当たり前なんだけど、土の世界、土の豊かな、土から春を感じるというところが、春が動き出す始まる感じ、土に対する視点が繊細だなと。
→「啓蟄(けいちつ)」と近すぎる。長塚節の詩が浮かび・・・。by古乃子

小たつ 選 
不自然な冗舌ひびく春の闇 朴生
春は自分の意思と関係なく動き、気分が沈む季節でもある。冗談の「冗」、私の受け取りと違う取り方の違う面白さ。全部春のせいだと言ってしまえる・・・内面じゃなく環境のせいだ・・・みたいな。

依子 選 
定家のため息春星の瞬き 古乃子
春の夜空を眺めている作者、星の瞬きを、まるでいにしえの歌人藤原定家のため息が聞こえて来るよう・・・と感じられる作者もまた、定家と同じように「歌詠み」の道に繋がる人間であればこそ。そんな時空を超えた響き合いが素敵だなと思いました。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

太古より器に水の初鏡 亭々 
←スケールの大きな句ですね。by依子

ほろ酔ひて鎌倉小町なごり雪 朴生
※推敲例)鎌倉小町→鎌倉小路

スコッチを含む口もと春の笑み 古乃子
粥々さんをスケッチ句です。

一つ脱ぎ一つ忘れて春近し 転児
Hな感じではなく、子育てのどっかに脱いじゃう・・・実感です。

甘いワナ白いドレスの冬苺 桜子
※推敲例)甘いワナ→甘い罠 と、漢字表記の方が、意味深さが増すような。
実体は、この時期コンビニに出る「雪苺娘」。

春待つ子浮かれて選ぶネームタグ えや
※推敲例)春待つ子→春待つや

ひとり分ぬくもり残し春炬燵 睡々
こたつが好きで好きでこたつ愛に。いつか「こたつ俳句」という分類も。

1.1  2.3  2.14コンビニ移いひなあられ 小たつ
※添削例)移いひなあられ→移ろいひなあられ or 移ろひ雛あられ
※推敲例)コンビニ移いひなあられ→コンビニはも雛あられ
←着眼点が大変にユニークな一句。これからが楽しみ。by依子

春の闇てをふるあの人の死をおもう 粥々
←粥々さんらしい独特な視点の一句。by依子

初春やまずはめでたき貌をして ゆげる
※推敲例)めでたきが文語表記につき、まずは→まづは  
←ゆげるさんらしいシニカルな一句。by依子

行く先を決めぬドライブ春隣 依子

〜以上〜

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

最後に、今回のオマケ画像を。。。
睡々さんのはからいで、この度じゃこむすび句会の広告が『尾道新聞』に掲載されました。
4月1日だけ、嘘の新聞ということで100年後の尾道新聞だそうです♪♪♪
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じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催じゃこむすび句会は。。。

会場:尾道居酒屋「なお吉」2階
開催日時:2019年4月18日(木)19時〜
参加費:お料理3500円+別途各自ドリンク代(+お気持ち会費)
兼題:「アスパラガス」(※5句中1句必須)
俳句締切:基本前々日の事前投句制 2019年4月16日18時!!!
欠席投句可:参加費用500円

参加ご希望の方は。。。4月15日迄に!!
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)          

posted by Senju at 12:04| ◆気ままに十七音