2019年06月20日

第30回じゃこむすび★句会報

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第30回じゃこむすびの会★句会報

去る2019年6月20日(木)、
第30回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋「なお吉」さんにて、無事開催終了致しました。

お陰様でじゃこむすび句会もこの度5周年を迎え・・・
少しステップUPしてみましょうということで、
今回より、当日参加者には「席題」でその場で1句というのに挑戦して頂くことにしました。
ちなみに今回は、初めてなのでいちおう事前にお題は告げてありましたが、次回からは、本当にお題そのものも当日発表になりますので、参加者の皆さんは、更なるドキドキワクワク感をお楽しみ下さい。

それでは、参加10名、欠席投句3名、計65句の句会。
席題は【香水】さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第30回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

30じゃこ皿.jpg※受賞句は釘彫り豆皿に。
金賞(14点) 嘘の数斑とあらわれ鬼百合の 転児
自分がどれだけ嘘をついたことがあるかなんて、人間は普通数えないでしょう・・・。(本人談より)
銀賞(13点) 明け急ぐものに抗ふフラメンコ 古乃子

銀賞(13点) 香水の瓶にためらひ母の留守 依子

※銅賞は今回銀賞の同点句がありましたので、省略させて頂きます。

転児さん、前回に引き続きの連続金賞おめでとうございま〜す!!

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
明け急ぐものに抗ふフラメンコ 古乃子
フラメンコそのものが抗の踊り。明け急ぐときたか。
←夜な夜な踊っている感じがする。踊っている間に朝が来た。by転児

朴生 選 
紫陽花や花屋の棄てしのちに濃し 睡々
亭々さんっぽい。棄てられたものに思いを馳せるのが好き。棄てられても生きているというのが好き。

古乃子  選 
朝凪や少女鼻腔を焦げつかせ 亭々
香水の席題で、コレを詠んでいた。一生懸命嗅いだ・・・鼻腔を焦げつかせるほど。鼻の奥が痛くなる。
←子供時代、いい香りのする近所の叔母さんが帰宅する頃になると、その香りを嗅ぐ為に待っていたことがある。私の少女時代のよう・・・。by依子

桜子 選 
嘘の数斑とあらわれ鬼百合の 転児
お花を贈られたのかどうかはわからないのですが、贈られた人に対してうしろめたさがあるのか・・・
毒々しいブツブツが、私に似ている・・みたいな。
男性から女性へだとうしろめたさ、同性同士だと妬みとか嫌みとか含まれている贈り物。
←鬼百合は贈るものじゃないから、自分を見つめているような。by朴生

転児 選 
思い出の灰を吸い上げ七変化 えや
土がアルカリ性か酸性か・・で、色がどっちかに変わる。お婆ちゃんのお墓の近くの土なのか・・・お婆ちゃんの遺灰を吸い上げ、こんな色に咲いたよ・・みたいな。

えや 選 
甘酒ふたつ母より届き見つめる 粥々
甘酒は滋養強壮にいいんだよね。何かの成分がいいんだよね。年齢的には、ひぃ婆ちゃん90何才から60何才の婆ちゃんへ届いている感じ。あんなよぼよぼの婆ちゃんに心配させて・・・みたいな。
←甘酒は飲む点滴と言われているよ。by睡々
←ふたつ?私はまだ独りだけど・・・お母さんコレって深い意味あるの?みたいな。by依子

睡々 選 
香水の瓶にためらひ母の留守 依子
わかりやすい。女性にとって誰しもに経験のある一瞬。香水にあこがれる・・・。香水だけだとフワッとしているけど、瓶にひねりがある。リアリティー実体がある。
←女性でしか詠めない。by朴生
←実は、実際は珍しく香水なんかつけて出かけている母に対してのためらいを詠んだものでした。by依子

小たつ 
明け急ぐものに抗ふフラメンコ 古乃子
想像した時に画面が綺麗。もやの中、抗うという単語とフラメンコの連立のイメージの感じがいい。

猫猫 選 
暗闇の梅雨雷に泣き三時半 えや
自分も経験ある。雷があって梅雨に入るのか明けるのか。夜中に雷があるというのは怖い。自分の子供時代を思い出して頂いた。暗闇の雷というのは、子供の頃本当に怖かった。

依子 選 
嘘の数斑とあらわれ鬼百合の 転児
鬼百合の毒々しい感じからの発想として、「斑を嘘の数」と見たところが面白い。最後の「の」が「は」だと、では人間は?という問いかけにもなるような・・・。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

ジュラ紀よりぼうふりダンスダンスかな 亭々
←亭々さんらしい時空表現。by依子

卯の花や骨箱抱く白襷 朴生
戦争で自分の家族や子供が亡くなった時には、市町村がお葬式をしてくれる。その風景。ひとりひとりの死を追悼。末期は骨箱に石ころしか入って入っていなかったこともあったとか。

鱧の皮あすの夕餉の酒のあて 古乃子
身は当日に頂き、皮はひと手間加え明日の夕餉に・・・。

ゼラニューム呑気に咲いてんじゃねぇよ 転児
←たまにはこれぐらい言い切った句も面白い。ゼラニウムの例句は少ないし・・・えやさんの「糸みみず」の句以来のじゃこむすび名句殿堂入りだ(笑)by依子

カクテルの紅い実かじり桜桃忌 桜子
←桜桃忌は、太宰治の忌日。女性との心中を繰り返し、されど死にきれず、最後もまた心中とはされているものの・・・その死因には疑問が残るともされている太宰。
そんな彼の人生を「いちいち大騒ぎしちゃってさ」とでも言わんばかりに、カクテルに入った紅い実をかじりながら、あら今日は桜桃忌だったわね・・・なんて軽い感じが、男ごときに振り回されるのは真っ平といった作者のある種の達観から来る強さも感じられる一句。by依子

思い出の灰を吸い上げ七変化 えや
婆ちゃん死んでないけど、蜜柑の灰に・・・昔の手紙とか・・・。

カーテンの中でかき混ぜソーダ水 睡々
←「こたつ俳句作家」であられる睡々さんならではのワールド。by依子

出番待つ経年の香水余りある  小たつ
←(※推敲例)まだ少し説明が多く俳句ではもったいない。経年の香水出番待つままに ぐらいに。  by依子

をやこんなとこにも田ある山路かな ゆげる
←人はどんなところでもで生きて行く為には・・・ですね。by依子

撃方始め便器の蠅を仕留めたり 一草
←田舎のお手洗いのお約束アイテムですね。by依子


素麺をやらかく茹でて朝の湯気 粥々
←前日飲み過ぎただけじゃろが。byえや
←柔らかくを敢えて「やらかく」と表記するところが粥々調だね。by依子

六月の風よ水琴窟鳴らせ 依子
奇しくも今日は、じゃこむすび句会の発起人の一人でもあった居酒屋壱六拾の大将の一周忌。大将の作られた水琴窟はもう無いけれど・・・。

〜以上〜

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

最後に、今回のオマケ画像は。。。
この度、5周年記念句会ということで!!
尾道お散歩きもの乙女屋を営むお仲間の桜子さんにお願いし・・・
プレバトでお馴染みの夏井いつき先生モードにて、参加させて頂きました。
わたくし事でなんですが、とても綺麗に着付けて頂きましたので♪♪♪
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あらためて、いつもお着物姿で最後まで綺麗に座っておられる桜子さんに感じ入るばかりでした。

皆さんいつも本当にありがとうございます★

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句ご用意来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催じゃこむすび句会は異例の第4週目です!!

会場:尾道居酒屋「なお吉」2階
開催日時:2019年8月22日(木)19時〜
参加費:お料理3500円+別途各自ドリンク代(+お気持ち会運営費)
俳句投句締切:基本前々日の事前5句投句制 2019年8月20日18時厳守
欠席投句可:参加費用500円
まずは参加希望有無を、8月18日(月)迄下記いずれかの手段にて。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい) 
Facebook 市村麻依(巫 依子)メッセージにて。  
       
posted by Senju at 00:00| Comment(0) | ◆気ままに十七音
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