2019年07月21日

シトラス吟行報★浴衣で夕涼み編

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆尾道浴衣で夕涼み編
去る2019年7月21日(日)、じゃこむすび会で馴染みの女子4名、
メンバーのひとりでもある桜子さんのお店 尾道お散歩きもの 乙女屋さんにて、それぞれに気に入りの浴衣姿に変身させて頂き、雨上がり感な夕焼け空のもと、無事夕涼みを楽しむことができました♪♪♪
まずは、コンビニでお約束のものを調達し(笑)予定通りU2デッキにて乾杯★
そこでまず、今回の「袋廻し」のお題をそれぞれに2つずつ記して頂きました。
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合計8つのお題が決まりました。しばし、夕涼みを堪能・・・
暗くなりお腹もすいて来たので、場所を移してのいよいよ「袋廻し句会」です★
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まずは、もう一度乾杯(笑)あとはチビチビお酒を楽しみながら・・・
廻って来た袋のお題で、各自1お題につき1句を即興で作っていきます。。。
ただ、今回はその場で句会するまでの時間が無くなってしまい、後日参加者にてメール句会を致しました。
それぞれに、各袋より気に入りの1句、また全体より気に入りの5句を選びました♪♪♪♪
その句会報も兼ね、今回の袋廻しより誕生した句のうち得点句をご紹介していきたいと思います★

即興で苦し紛れに作ったとはいえ!!なかなかにユニークな句が出揃いました♪♪♪♪
ちなみに、なかでも人気句だったものには参加者の鑑賞の声並び★マークをつけています。

【夕涼み】の袋より
★涙あと気付かぬふりの夕涼み 桜子
依子選
待ち合わせに現れた相手・・・あれ?もしかして泣いてたのかな?と、思うもそこは大人の優しさで、突っ込まず、ただ静かに寄り添って夕涼みなんかしてみる・・・といった感じでしょうか。

その女ため息深く夕涼み 依子

【にがうり】の袋より
★にがうりのとことん熟れし赤き種 古乃子
桜子選
亀裂から爆発寸前?のような刺激もたまには欲しいかも。
睡々選
グリーンカーテンなどで気軽に家庭栽培できる夏野菜の代表格のニガウリ。収穫を逃れたニガウリは人間に手懐けられるのを拒むように、その生命の存在を鮮烈な赤さで主張する。自分で育てていないとわからないニガウリの一面を切り取ったところも読み手の生活がうかがい知れるようで面白い。
依子選
とことんが効いている!

苦瓜を喰ふや年の差のはなし 依子


【海月】の袋より
★ほおっといて私の前世くらげなの 桜子
古乃子選
出だしの「ほおっといて」が良かった。くらげは膨らんだりちょっと細くなったりして海を漂っていますが、その膨らんだくらげの様子が浮かんできてちょっと拗ねたふりをしている女の子を思い浮かべました。
ちなみに、他の句で「こんな幽霊になりたし水水母」の句も「水くらげ」ならとっていたかも。「水水母」が残念。
睡々選
その理屈、まったくわからないけれど(笑)
でもそれさえ不思議と受け入れてしまえるようなチャーミングな人の発言をそのまま抜き出したような句。
わたしはくらげで「幽霊」を読んだのだけど、この句は前世を読んでいて、たまたまくらげのイメージがこの世とこの世ならざる世界をつなぐものとして重なったのも袋回し独特の直感の感性ならではでしょうか。そんなところも面白かったです。

依子選
色々優柔不断なままに過ごす作者に、誰かからのお小言。その返答、私の前世はくらげなんだから仕方ないのよ。今生の不足を前世のせいにしてしまうところも、なかなかにさすが前世くらげ様。

なんとまぁ海月みたいな男かな 依子
桜子選
毒に気をつけてーーー。

くすぐられ月より生るる海月かな 古乃

【麦酒】の袋より
★美女四人置き去りにされ麦酒かな 依子
古乃子選
選ぶしかない!置き去りにされても。

唇で結露集めし缶ビール 
桜子選
唇に水滴が色っぽい。缶ビールで日常にあるセクシーさを感じる。

まず麦酒父と娘の声ハモリ 桜子

【モノクロ】の袋より
★サマードレスモノクロームの彼方へと 
古乃子選
私はモノクロと言われ白黒しか思い浮かびませんでしたが、浜辺のサマードレスと考えると砂や雲の白でも空や海の青でも夕焼け色でもサマードレスを中心に世界が放射状に拡がる感じがして最後の「彼方へと」もよかったです。
睡々選
梅雨時でしょうか。街はモノクローム。
そこに鮮やかな色彩のサマードレスの人が目に飛び込み、彼方へ去っていく。
映画のワンシーンのようです。太田大八「かさ」という絵本を思い出しました。
それにしてもモノクロームを兼題にしたのがすごい!どの句もおもしろいですね。
依子選
年を経て、もう着ることのなくなってしまったサマードレス・・・思い出の彼方へ・・・といった感じでしょうか。

モノクロの父は強気のまゝ夕焼 依子

【初浴衣】の袋より
★その前の男好みの初浴衣 
桜子選
今彼には言えない自分だけの秘密。この時は今彼に少し優しくなれそうな気がする。

【はだし】の袋より
あけすけの恋の話を跣かな 依子

あこがれは素足でかけてつかまえて 桜子
古乃子選
この句は「素足」がいいですね。裸足を素足にかえたこと。それ以外はすべて平仮名にしたこと。少女のイメージがはっきりと浮かびます。もし「裸足」でかけていたら日焼けした夏の少女ですね。

里の家ほこり吸ひつく裸足かな 古乃子

【辞書】の袋より
蝉しぐれ読めぬ辞書のごとく降る 古乃子
依子選
夏の間シャーシャーと鳴いている蝉しぐれ。その耳につく感じを、読めぬ辞書のごとくと例えたのはユニーク。ただ、辞書というよりその文字では?と思うのですが・・・あと一歩推敲してみて頂きたいところ。

英辞書のイディオム汗でふやけをり 睡々
桜子選

イディオムを訳し間違えて、冷や汗(手のひらが汗でふやふやになった)のイメージでした。学生時代の英語テストの苦い記憶を思い出しました。


我が辞書に暑くるしいは載せません 

古乃子選
ナポレオンに対抗しての「載せません」いいですね。

〜以上〜
日頃、机上ではなかなか俳句が作れないという方でも、
吟行や袋廻しでは、とにかく見たまま感じたままを素直に詠む練習をしていくような感じですので、

意外にポンポンと詠めたりします。
また、俳句を作らない普通の旅行だったら見落としてしまうようなことでも、
俳句を作るとなると、細やかに観察する心が芽生えますので、より旅が充実します♪♪♪
吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちら初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪♪♪

ちなみにこの度のオマケ画像は。。。
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桜さん、それぞれに似合う感じに着付けて下さり、本当に有り難うございました♪

ちなみに次回のシトラス俳句吟行会は。。。
2019年10月13日(日)
俳人協会広島支部の吟行句会に便乗してみたいと思います♪♪♪
haijinkyoukai.jpg ←詳細はコチラ

参加申し込みは。。。
 TEL 0848−46−6287
 aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp(※件名「シトラス俳句吟行会」迄)

posted by Senju at 00:00| ◆気ままに十七音