2010年03月12日

おのみち俳句まつり★入選

img170.jpg 対岸に待ち人のゐて春の月 依子
尾道へ移住する以前から投句させて頂いている。。。
【おのみち俳句まつり】、第4回目の今年も無事入選を果たしました♪
といっても、4度目の挑戦ともなると、それなりの欲も出て来てまして(笑)、
本人的には、今年こそはと入賞を狙っていたんですがね。(笑)
さて、その今年の入選句(上記掲句)。。。
作者的には、投句した句の中で一番納得のいかぬ句が選ばれてしまいました。
というのも、この句、季語が動く句なんです。
どういうことかというと、もともとこの句が誕生した折は。。。

 対岸に待ち人のゐて冬の月

だったのです。
それを、私が投句用に、句としてはこっちも有かな?と、
お遊びで直して応募したところ、この句が選ばれてしまったというわけです。
俳句では、何よりも【季語が大切】で、このように季語のすりかえのきく句は、
あまり良い句ではないのです。だからまぁ入選止まりなんでしょうが。。(笑)
さてさて、皆さんはどちらのバージョンがお好み?(笑)
しかしまぁ、旧俳号の小谷依子時代、大阪から投句した第1回目より、
1年1年の歩みがこの地に残せているのは、ほんまに有難いことです♪
入選句は、これまた恒例にて。。。
2010年3月20日(土)〜4月18日(日)の期間中
千光寺公園にて、お花見のぼんぼり灯りとして点灯されますので、
皆さん是非、私の句を探してみて下さいね♪♪♪
で、これまた恒例により?(笑)一番良い写メールをくださった方の画像を、
後ほどこちらに添付させて頂きますね♪♪♪
しかして今年の入選句は。。。
私が林芙美子ぐらい有名になったら、この【待ち人】は誰ぞや!!!?
と、大きく後世にとりあげられるところなんでしょうがね。(大笑)
ちなみに、トップに添付している【桜】という書の画像は、
何を隠そう!この私が書きました♪
4月に尾道のギャラリーカフェプチポワンさんにて開催される。。。
岸田真理子さんの個展に捧げたタイトル書であります。
我ながら、彼女の作風に見合った【スタイリッシュな宇宙観】が出せたのでは?
と、いい気になっております!(笑)
だって書も習ったことないんだし、ねぇ。。上出来上出来!(笑)
岸田真理子展につきましては、また詳細UPしますのでしばしお待ち下さい。
今年は、4月で私も尾道移住3年目を迎えます。
尾道の春をおおいに満喫したいな♪と今から胸弾ませております★★★
広島ブログ

posted by Senju at 23:23| Comment(16) | ◆気ままに十七音
この記事へのコメント
ご入選おめでとうございます!

"冬"も良いですが、私は”春”の方がいいなと感じます。

桜の季節に尾道に行ったことがないので千光寺の桜は写真でしか見たことがなくて。写真で見るよりもずっと綺麗なんでしょうね。

尾道の春、楽しんでくださいね。
Posted by KEN at 2010年03月13日 02:08
☆連続入選おめでとうございます☆

わたしは、冷蔵庫に応募の用紙を貼っておき、一生懸命練ってみましたが、締め切りに間に合いませんでした(泣)

「季語が動く」教えていただきましたね〜!!

春と冬では対岸のかたに対する気持ちが違って感じられますね。

わたしは冬のほうがより一層愛が深い感じがして好きかな♪


Posted by うなぎ at 2010年03月13日 02:37
俳句に書道!!
素晴らしいです!
すごいなぁ!!


私はようやく心の振幅の意味がわかり始めてきたようです!


四季を感じ、表現していくことで、深みと味のある人になれる気がします!!


心の振幅をもっともっと拡げるめ、出来ることから頑張ってみます!


Posted by クリスタルもも at 2010年03月13日 20:33
入選。。。。いえいえ特選の期待も。。。
なぁんて 色気を出すと なかなかそうはいかないもので

遊び心の一句の方が 光っていたりして (笑)


そんなものかもしれませんね (分かったふりをして  爆笑 )



でもって、みゆきさんの歌に
「春 夏 秋は  冬を待つ季節ぅ〜〜〜」
とあります・・・・・



なので、やはり  冬のままの方が・・・・
特選だったはずっ (笑)



だぁ〜〜って
春は別れと出会いのとき
夏や秋は ひと時の恋の別れの時・・・・って相場でしょう ??

あらっ  みゆきさんワールドにはまりすぎでしょうか  苦笑

Posted by J at 2010年03月13日 20:40
●KENさん
コメントありがとうございます♪
KENさんが春の方を好まれるのは、わかる気がします。
実は、第1回目の入選句。。。
 
 春風に髪を靡かせ渡船待つ

は、「さびしんぼう」の百合子さんがモデルでして!(笑)
今回の句も、春の方には少し淡い青春性がありますよね。
ちなみに私も旅人時代は、尾道といえばやっぱり「夏」でした!(笑)
でも、桜の季節の尾道は、もうほんまに特別です♪
それこそ夕暮れは、町全体がセピア色に染まり。。。
いつか是非思い切っていらしてみて下さい♪♪♪
Posted by Senju at 2010年03月13日 22:54
●うなぎさん
コメントありがとうございます♪
今年もなんとか。。。(笑)
で、うなぎさんの名前も探したのにぃ!!
なんでも一歩踏み出してこそですよ♪(笑)
私も締切前日に速達で出しました。(苦笑)
しかして、鋭い鑑賞ありがとうございます。
そうですね。「春の月」と「冬の月」では、
中7の印象がだいぶ変わって来ますよね。
けど、「冬」の方が好きなのは、
やっぱり業が深い女性の方かもしれません。(笑)
今年こそは、色々ドライブ致しましょうね♪♪♪
Posted by Senju at 2010年03月13日 23:00
●クリスタルももさん
コメントありがとう♪
お返事のその前に。。。
アメーバーブログ、数回登録にミスったら、
今度はなかなかOKが出なくなってしまい(汗)
せっかく名前まで出して貰ったりしてるのに、
コメントつけられず、ほんまごめんなさいね。(苦笑)
で、私の「書」は。。。
あくまでも「書遊」でして、「書道」ではないんですよ。
もともと、自分の句を書く為にだけ、ほんの束の間習っただけなんです。
でも、墨をする静なる時間も大好きです♪
ちなみに心の振幅を広げるのは、
やっぱり人生経験に勝るものはないでしょうが。。。
できることなら、普通擬似体験程度ですませたいところのこともあるよね。(笑)
私も、最近になってようやく!!
心穏やかに過ごせる日々の有りがたみを感じはじめています♪♪♪

Posted by Senju at 2010年03月13日 23:11
●Jさん
コメントありがとうございます♪
日本には、春夏秋冬があり。。。
それって、ほんまに素敵なことなんだなぁ〜
と、最近つくづく感じております。
何かの「気配(けはい)」を感じたり。。。
っていうのも、
やっぱり日本の風土のなかにあってこそ、
より敏感にあれるんでしょうね。
そうすると、みゆきさんも、やっぱり、
日本でこそ誕生したシンガーソングライターなんでしょうね。
ちなみに私の句も、大阪時代と尾道へ来てからでは、またワールドが変わって来つつあるような。。。
しかして表現というのは、ほんまに面白く。。
人生は、予想できないぶん、それ以上に奇なりであります。(笑)
Posted by Senju at 2010年03月13日 23:27
>Senjuさん

『春風に髪を靡かせ渡船待つ』いい句ですね! さすが入選句。好きだなぁ。「さびしんぼう」のワンシーンが浮かんでくるようです。
髪を撫でる春風に恋の予感を感じる乙女心。未だ見ぬ恋人を待ち焦がれる気持ちを渡船を待つ様子で表現なさったのでしょうか。
「船」というのは、どこかロマンチックな雰囲気がありますね。
心情的には、「時をかける少女」も合わせて織り込んでおられるのでは。

いいなぁ、尾道の春。一泊でもいいから行ってみようかと、カレンダーをチェックしました。
ブルートレインはなくなりましたけど、新宿⇔福山の夜行バスをうまく使えば効率よく行って来れそうですね!
Posted by KEN at 2010年03月14日 00:37
桜のこの字にまず惹かれました。
型にはまってない
自由な、一幅の絵のような
そんな気がします。

俳句入選おめでとうございます。
コンスタントに入るというのも、
力あることだと思います。

春の月だとやわらかい
女性の想いが感じられ
色で言えば淡いピンクのような雰囲気かな。

冬の月はとぎすまされた
ただならぬ恋。
美しい恋だけに
悲しい結末を予感させるような。

どちらともの良さがあるなあって
思いますが。


Posted by momo at 2010年03月14日 09:06
●KENさん
ダブルコメントありがとうございます♪
「時をかける少女」では、こんな句を詠んでます。

 思い出にゐる子ゐない子桃の花

どのシーンかわかります?(笑)
回想シーンの中の雛壇が出て来る。。。
尾道は、ほんまに詩情が高まる風景の宝庫なのです!が、
暮らし始めると、やはり一時は感動が薄れ。。の時期も正直ありました。(苦笑)
ところが最近は、またしまなみの「島」のエネルギーに心沸き立つものを感じ出し。。。
休みの日には、原付でブイブイいわせております!(笑)
ところでKENさん、尾道を思えば心は青春時代♪なのはわかりますが。。。
肉体はやっぱり年相応なもんですから(笑)
バスで東京からは後に響くと思いますし。。。
それならお金を少し貯めてからの方が。。(笑)
ま、明日も生きているという保障は誰にもないので、
思い立ったが吉日というのもわかりますけどね!(笑)
ちなみに尾道に限っては。。。
移住仲間の先輩は、私にいつも「尾道へ帰っておいで♪」と云ってくれていたので、
KENさんも、その際は、元気にただいま!と心のふるさとへ帰って来て下さいね♪♪♪
世界中を旅したお話をお伺いできる日を、私も楽しみにしています。
Posted by Senju at 2010年03月14日 23:38
●momoさん
コメントありがとうございます♪
そして、拙い「書」にまでコメントを。。。
ありがとうございます!
何枚も何枚も書いて、無心にスーッと一筆で繋がるように書けた。。最後から2枚目のこれを採用しました。
その他の「桜」には、色んな私がいて驚きました!(笑)
そして、句。。。
日常を伴わない恋というものは、かくも美しくありき!(笑)
これからも、ますます深く力のある句を残していきたいものです。
その意味でも、「続けることは力になること」ということの意味を、
最近ようやく実感し始めています。
Posted by Senju at 2010年03月14日 23:53
>Senjuさん

『思い出にゐる子ゐない子桃の花』

あ、わかりますわかります! 
桃栗三年、柿八年〜 ですね。 
深町君との思い出だと思っていたものは、実は五郎ちゃんとのものだった…。和子、哀れ…。

お気遣いありがとうございます。
若い頃はバイクで走って行ったこともありますが、ラクな方法にしましょうかね。
古里でお会いできるのを楽しみしています。


Posted by KEN at 2010年03月15日 23:31
●KENさん
わかって頂け嬉しいです♪
明日は、「時かけ」を新旧ダブルで観て来る予定!
ちなみに私が一番好きな大林映画も、
「時かけ」なんですよね♪(笑)
深町君の家の老夫婦の雰囲気が、なんともいえず大好きです。
ですが「時かけ」の撮影は、尾道というよりも、ほぼ竹原なんですよね。
竹原もいい町でした♪
しかして、ほんま相変わらずの大阪のおばはん的おせっかいでどうも。。(苦笑)
ちなみにおっせかいついでに。。。
宿泊は、良かったらホテル「湊屋」をどうぞ!(笑)
大林映画好きな移住メンバー一同で、夜はお迎えしますよ♪(笑)
Posted by Senju at 2010年03月16日 16:01
14日の日曜日にようやく「琴の鳴る浜」の本番が終わりました(笑っ)。

アラフォ〜になって、再びドウランなど塗って舞台に立つとはこれ如何に?(苦笑)

入選ほんまにおめでとう!

Senjuっちが俳句を詠むことを通して、
私も句を鑑賞させてもらうチャンスに触れさせてもらってきたのだけれど、
様々な表現や芸術が世界中にある中で、
俳句の素晴らしいところって、
その句に出会った時、
思考というより、
ただ、ただ「感じること」で受け取れるところだなぁ・・・という風に思います。。。

右脳爆発!(笑)

でも、本当にそうなんだよねぇ。
そこが17音だからこその世界。

技法も制限もあるけれど、
無制限な世界観の広がりが、
鑑賞する人の、
持ってるはずなんだけど、
まだ、活性化されてないエネルギーだったり、
そういうものをノックしてくれる感じがします。

そして、
私個人的には、

【対岸に待ち人のゐて冬の月】

冬の句の方がグッときます。
こちらが好きだなぁ。。。
Posted by 比丘尼 at 2010年03月17日 08:51
●比丘尼ちゃま
先日は久々に大笑いできる。。
婆さまに扮したドアップ画像ありがとう!(笑)
是非ブログでもUPしてくれぃ!(笑)
して、俳句鑑賞。。。
俳句って、なかなか一般受けしないんよね。
古語とか使うし、どういう意味?
っていちいち聴かれるし。。(苦笑)
けど、ほんまは比丘尼の言うように、
限れた音に込められる無限の宇宙なんよね♪
今年の入選句。。。
季語が違うだけで、こんなにも雰囲気が変わるもんなんだぁ〜
と、自分でも学びになったけどね。
それにしても私の胸の内なる宇宙も。。。
ほんまどうなってるんだろう。。
最近涙があふれてばかりでほんま困りまする。
なんせ眼が腫れたらぶっさいくやしぃ!(笑)
ほんまあと何人揉んだら私の魂は癒されるのだろう。。。(爆)
Posted by Senju at 2010年03月17日 16:10
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