
私のお正月休み最後の今日・・・たまたま1本の電話が入り、
すぐさま!原付を飛ばして(笑)なかた美術館に駆けつけた。
昨秋、これまたたまたまのご縁に唯一度だけお会いした笙奏者の大津典子さんが、
何かパフォーマンスをされるみたいだよ!とだけの情報をもとに。
それというのも、大津さんに初めてお会いしたのは仲秋の名月を楽しむ観月会の席で、
私は、彼女がその日ちょこっとだけ披露したピアノに涙を流し・・・
お互い、まるで前世からの因縁のような?ビビビッツとした出会いを感じていたから。
今日は、彼女の笙に合わせて、春汀さんが書のライブパフォーマンスを披露された。


春までの開催ということで、「桜」という一文字が選ばれた。
笙の音色に書という…クラシカルなスタイルの中にも、
ほんものを知る熟年女性二人の、どこか「遊び」が感じられ、
短い時間だったけれど、とても贅沢なひと時を堪能させて頂いた。
また、今回初めて「刻字」という表現分野を知ることができたのも、何よりの収穫。
刻字とは「書」による文字を、木や石などの硬質な素材に刻むこと。
柔らかい筆で書かれた文字が刻みつけられることで、
心地よい緊張感や陰影を持つ立体作品となります。
そして、堀片、素材となる木の種類、着彩に用いられる色や箔の組み合わせによって、
表現は限りなく広がっていきます。
広島から世界に向けて、この刻字という分野を発信する作家・安達春汀さんは、
漢字や仮名の造形として美しさを、その意味を伝える力とともに自在に引き出し、
独自の作風を築いておられます。
一点一点、ほんまに仕上がりが美しく!「洗練」とはまさに!!!
またその彫る作業への「情熱」に思いを馳せるや・・・
根気の無い私などは、ほんまため息ものです!今後の句展への良い刺激を頂きました。
2012年4月8日(日)までの開催ですので・・・必見の価値あり!!
是非、色々な分野の皆さんに足をお運び頂きたいです★★★★★
そして、展示を堪能した後は、館内のロセアンでしっかりお茶タイムも堪能。

先日、誰の言葉か・・・たまたまこんな言葉を知りました。
「のどが渇けば水を飲み、心が渇けばお茶を飲む」ホンマにその通りですね。
上手に息抜きしながら、また明日からも楽しく仕事するぞぃ☆☆☆