2019年07月04日

尾道〜鞆の浦航路★吟行編

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆尾道〜鞆の浦航路編
去る2019年5月26日(日)、期間限定航路 尾道〜鞆の浦を結ぶ船「ジュゴン」に乗って、大人6名+小学2年生男児1名仲睦まじく鞆の浦吟行句会へと行ってまいりました。
まずは、まさしく夏の季語でもある「遊び船」らしく、船の舳先に出ることも許され、涼しい海風に吹かれながら、船長さんの丁寧なご案内を伺いつつ、参加者一同それぞれに1時間程の船旅を楽しみました。
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また鞆の浦では、港に着くやいなや酒屋に立ち寄り缶ビールを手にする人も・・・♪
シトラス吟行会ならではです(笑)
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そして、鞆の浦と言えば・・・保命酒!!
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珍しいミリンの試飲や、入浴剤のお土産等に心惹かれる人も・・・♪
この季節の鞆の浦では、軒下に巣を作っているたくさんの燕が飛び交う姿や、雁木で子どもさんを遊ばせる景なども見られ、鞆の浦ならではの大変のどかな時間の流れに、つかの間ながらもしっかり小旅行気分を堪能することができました。
そして、午後からは・・・
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参加者の亭々さんの息子さんが学芸員を勤めておられる【鞆の津ミュージアム】にて、ちょうど開催中であった現代アート作家折元立身さんの「亡き母へのカード作品展」の展示を拝見し、ご厚意でお部屋をお借りして句会まで開催することができましたこと、この場を借りて改めてお礼申し上げます。。。

それでは、詳細はせっかくなので参加者の吟行句より。。。

まずはその互選(5句)結果より★★★

亭々 選
鞆の浦伍月の鳶の輪の中に 転児
伍月の鳶というのが、ちょっといいなと思い選びました。自分は目線が下しか見ていなかった。上は見ていなかった。鳶の輪の中に・・・鳶のまわる・・・大らかさを感じる。伍月の鳶、俳句の本の題名になりそうな。

転児 選
囲はれてただアマリリス咲かすのみ 依子
本当に何も無いただ空き地のようなところに咲くアマリリス、あれを句にするとこうなるのか・・・。自分には見逃してしまうような。真っ赤なアマリリスに女の怨念を感じる。私は捨てられてもここに咲くわよみたいな・・・。

睡々 選
亡き人へ宛てたる葉書聖五月 
依子
吟行でこれを詠むのはちょっと・・。聖五月が出てくるのが凄い。普通はあまり出て来ない季語なので、ひれ伏すばかり。亡き人というのが母への手紙なんじゃないかというのが(聖五月から聖母マリアが浮かび)わかる。祈り・・・亡くなった人への想い。

猫々 選
旅人に小蟹捕ったと雁木の子 睡々
私も見てたんですよ。句を読んで、ああいう雁木のところでこういうことが、もうあまりないなぁ・・・と。親も注意せず遊ばせていて、自分の子ども時代を思い出す。
※推敲例)捕ったとは説明的になるから、捕ったよ ぐらいがいいのでは?by依子

松 選
五線譜にドミソ並びの夏燕 転児
なんか私も今日、夏燕の情景が印象が残っていて、情景が浮かんだ。五線譜(電線)にドミソ並びというのがいいなと思いました。

ゴジラ 選
いざ鞆へジュゴン出航風五月 依子
ジュゴン、乗った船の名前でいいと思った。

依子 選
鞆の浦伍月の鳶の輪の中に 転児
伍月の鳶というのが、すぐに寺山修司の五月の鷹の句「目つむりてゐても吾を統ぶ五月の鷹」が浮かんだ。しかして、寺山の句に対して、こちらは伍月の鳶・・・その鋭さのないどこかのどかな輪の中におさまってしまうほどの鞆の浦。そのローカルさを好ましく感じた。

〜以上互選とその鑑賞でした〜
続きまして、それぞれの本日の一句をご紹介♪♪♪

亭々 
保命酒の看板龍や雲の峰
※推敲例)看板龍や→看板に龍 by依子

転児 
回遊すプラゴミ海月ビニル片
親子でくらげの句が詠めましたね。by依子

睡々 
潮待ちの路地飛び交ふや親燕
最後が「夏燕」ではなく「親燕」と詠めたのは、吟行ならでは♪by依子

猫々 
夏空に歴史感じる石だたみ
※推敲例)夏空に→夏空や 「や」の切れを入れることで、景が広がる。by依子

松 
今は亡き叔父叔母思ふ遊び船
※推敲例)思ふ→思ひ by依子

ゴジラ 
うみのなかふわふわおよぐくらげかな
小学2年生、初参加にして素直な名句♪by依子

巫 依子 
大橋をくぐりてよりの風涼し

〜以上〜

日頃、机上ではなかなか俳句が作れないという方でも、
吟行では、とにかく見たまま感じたままを素直に詠む練習をしていくような感じですので、

意外にポンポンと詠めたりします。
また、俳句を作らない普通の旅行だったら見落としてしまうようなことでも、
俳句を作るとなると、細やかに観察する心が芽生えますので、より旅が充実します♪♪♪
吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちら初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪♪♪

ちなみに次回のシトラス俳句吟行会は。。。
2019年7月21日(日)16時半〜20時半 ONOMICHI U2デッキ界隈
『浴衣で夕涼み句会』です♪♪♪
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浴衣で、海を見ながら、夕涼みかてら、飲み食べしながら、ゆ〜るりと時にドキドキに俳句を作ってみましょう♪

★初心者大歓迎・飛び込み参加可
★遅れて参加も早めに退場も自由
★各自筆記用具と飲み物と酒の肴持参
浴衣に関しましては、尾道お散歩着物 乙女屋さんがご協力下さいます。
レンタル一式2700円、着付けのみ特別に500円、男物もご用意有り。
参加申し込みは。。。
 TEL 0848−46−6287
 aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp(※件名「浴衣で夕涼み」迄)

posted by Senju at 14:44| ◆気ままに十七音

2019年04月18日

第29回じゃこむすび★句会報

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第29回じゃこむすびの会★句会報

去る2019年4月18日(木)、
第29回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋「なお吉」さんにて、無事開催終了致しました。

今回は、お仕事の都合で急遽参加が叶わなかった小たつさんの代わりに、
初参加でわしわ氏さんが選にご参加くださり・・・
俳句をまったく作ったことがない方の視点というものも楽しめたように思います。

それでは、参加9名、欠席投句2名、計55句の句会。
兼題は【アスパラガス】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第29回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

tenji.jpg※受賞句は釘彫り豆皿に。
金賞(11点) ため息を詰めるも丸くシャボン玉 転児
ため息詰めても丸いしそして飛ぶし詰め込んだ不満や不平をどこかに連れてってくれるシャボン玉に救われたのです(後日本人談より)
金賞(11点) 母のこと恃み別るゝ花の冷え 依子
恃んだ相手は愛犬・・・ということで、そっちを句にする方が面白いとも云われ、
愛犬に母をよろしく花の冷え(後日本人談より)

銀賞(10点) 脱獄の記事にて包む土筆かな 亭々
←(※推敲例)記事にて→記事もてby依子 

※銅賞は今回金賞の同点句がありましたので、省略させて頂きます。

転児さん、初の金賞おめでとうございま〜す!!

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
ため息を詰めるも丸くシャボン玉 転児
いいね。そのまま。うまく仕上がっていると思う。
ため息が詰まってパンパンになったしゃぼん玉は歪んでもおかしくはなさそうなのに何故か丸いのだ。不思議ではないか!その不思議さに僕は丸をした。ところでこのしゃぼん玉はさぞかし重いのだろう、軽やかには飛んでくれない。もたもたしながらやがて地面に落ちてため息を散らすのか。あるいは軽やかに舞い上がるのか。

朴生 選 
ため息を詰めるも丸くシャボン玉 転児
ため息・・・丸く・・・シャボン玉・・・が、ちょっと良かった。

古乃子 選 
脱獄の記事にて包む土筆かな 亭々
ひとつは去年の思い出。新聞紙をとっておいて、土筆を取りに行ったら新聞でくるんでお裾分けしたり・・・
そういう普通のことを、あの事件の思い出と共に・・・。

桜子 選 
東風吹かば薄着の肩を支える手 小たつ
綺麗なイメージしか浮かばなかった。薄着の華奢な肩、別れが浮かんだ。
←むしろ別れた相手を支えているのでは?by古乃子
←老夫婦が寄り添ってるイメージだった。by朴生
←東風吹かば・・・は、ノリでつけたのでは?by亭々

転児 選 
母のこと恃み別るゝ花の冷え 依子
仕事柄、介護施設で働いているので。ぐっと来る。こういう人ばかりじゃないけれど・・・。
←自分自身が娘の立場で、母より先に死ぬから、お願いしているのが浮かんだ。by朴生
←この句いいな〜。すっ飛ばしとったけど、凄くいい。by亭々

えや 選 
一太刀に首をはねられ白椿 転児
椿の句でしょうけどね・・・椿じゃなく人の顔だったら、それも綺麗。
白に椿、枯山水のような・・・ズバッといって鮮血が茣蓙に。
椿の句だけど、時代劇のような・・・。

睡々 選 
吹き寄せし文明の屑島も春 ゆげる
春の句ってなんかのんびりとした句を詠むことが多いけど、文明の屑というゴミ、生活感をうまく詠み込みながら、島の風・港・浜に、ちょっとした色んなものが集まっている様と、春の感じは合う。この辺に住んでいる人の島の感覚と、離れている人の島のイメージは違う・・・。
←一草さんの句かな〜。by古乃子
←ゆげるさんだと思う。by朴生

わしわ氏 選
二頭筋三頭筋よ春田打 転児
武骨な農業に携わっている人、限界が来ていても頑張っている。わかりやすくて男っぽいところがいい。「よ」が、もっと頑張れと自分に言い聞かせている。

依子 選 
月曜のおはようのごと芽吹山 睡々
月曜は一週間の始まり。おはようという声にも、心なしか気合いが入る。芽吹きはじめた山の空気感を、うまく例えているなと思う。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

約束の胞子飛ばして土筆摘む 亭々 
←(※推敲例)飛ばして、が少し説明的な感じ。飛ばしぬ?by依子

桜散る無念の命ひとひらに 朴生
春が寒く、桜の時期が長かった。植える人の気持ち、戦争で亡くした人を忘れない為に。送り出した人の気持ちを感じた。

宙を飛ぶ鬼を映して朧月 古乃子
鬼が好き。春は鬼も浮かぶような。
←(※推敲例)鬼を映すか ぐらいの方が自然?by依子

主役にはならぬも真すぐアスパラガス 転児

茹でたてのアスパラガスにマヨ七味 桜子

蛙の波紋ふたつ揺れひとつ待ち えや
蛙がいっぱい。春が動き出した。

亀鳴くやジョーン・ケージに耳澄ます 睡々
←(※推敲例)耳澄ますが言い過ぎのような・・・。ジョーン・ケージにドラム缶 とか?by依子

還暦の父の歩幅で花見つつ 小たつ
←(※推敲例)俳句では、「で」を避ける方が良いよ。歩幅「に」。by依子
←花見つつは、どうなのかな…?花見かな  とかby依子
←父の歩幅でが面白い。それが遅いのか早いのかどうなのか。しかして下5「花見かな」ではつまらない。by古乃子

豪勢に桜咲きゐる無人島 ゆげる

春寒し未読のままのメッセージ 一草
←心象的な一句。by依子

たそがれの海の彼方も花の色 依子

〜以上〜

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

最後に、今回のオマケ画像は。。。
去る2019年5月16日、来るじゃこむすび句会5周年を祝し・・・
いつもお酒を飲まずに会に参加くださっている陶芸家のえやさんと呑むべく(笑)
えやさんの器も使われている福山のお店「夜咄(よばなし)」さんにて、宴を設けました。
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皆さんいつもありがとうございます★

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句ご用意来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催じゃこむすび句会は。。。5周年です!!!!!

会場:尾道居酒屋「なお吉」2階
開催日時:2019年6月20日(木)19時〜
参加費:お料理3500円+別途各自ドリンク代(+お気持ち会費)
兼題:「香水」(※欠席投句者は、5句中1句必須)
俳句締切:基本前々日の事前5句投句制 2019年6月18日18時厳守
                 (※今回より兼題1句は、句会場当日に投句制に)
欠席投句可:参加費用500円

※今回から参加者の皆さんには、よって6句作って頂きます♪♪♪♪♪♪
 
参加ご希望の方は。。。6月17日迄下記いずれかの手段にて。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい) 
Facebook 市村麻依(巫 依子)メッセージにて。  
       

posted by Senju at 00:00| ◆気ままに十七音

2019年04月17日

魚島〜高井神島編★吟行報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆魚島〜高井神島編

去る2019年3月31日(日)、まだ月の出ている夜明けから月の夜にかけて、
愛媛県は上島町の離島魚島〜高井神島へ船を乗り継ぎ行って参りました。
海風が強く、まだまだ肌寒さの感じられる日ではありましたが、
なんとか船も欠航にならず、両島を訪ね、無事その日のうちに本土に帰り着くこともできました。
また旅の途には、弓削在住のお仲間ゆげるさんが弓削港にサプライズ登場して下さり、お陰様で、心温まる旅の開幕となりましたこと、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。。。

この日は。。。
habu.JPG早朝を土生港界隈散策、
uosimakinen.JPG午前中を魚島散策、
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午後からを高井神島散策致しました。

高井神島は、現在総人口がもう16名しかいないということで・・・
メンバー一同、それぞれに湧き上がる思いのうちにあったことと思います。
せめてもの救いは、島からの眺望に思った以上に本土ほか隣接する島々が見晴らしよく見えたこと。
帰りの船に乗り合わせた方の中には、今後海外からのお客様を招致するインバウンド事業に携わっておられる方もおられ・・・今後の島の未来が、少しでも明るいものであって欲しいと切に願うばかりです。

今回は、亭々・朴生・依子の3人が各自10句作り、後日メール句会を致しました。
では、その互選(5句)結果より★★★

★亭々選★

春暁の港に月の繊ほそ)きかな 依子

情景が浮かびます。春暁は春の曙、春の朝のことのようですが高齢者ばかりの曙の港には漁に出る人は誰もいない。僅かばかりの月が港をぼんやりと照らす。その蕭条とした様がいいと思った。ほそいという漢字が出てこない。この漢字はよく表していると思う。


落椿やがてはこの島も無人 依子

季語落椿がまさに消滅してゆく島を言い表している。ポトンと音がして一人居なくなる。その音が聞こえるようだ。


乗り降りの人無き港春寒し 依子

帰りの待合所に島の人がやって来た。おそらく滅多にない来客なのだ。客人との会話はこの短く限られた時間だけのこと。話している間だけは生きていることを確かめられる。たしかに春寒しだ。


すみれ咲き独り住ま居のまたひとつ 依子

菫ほどな小さきひとに生まれたし  

漱石の句ですが、菫のようなひっそりとした島の暮らしは想像以上に過酷だろう。独り暮らしが増えたのか減ったのか、どちらにしても重い暮らしだ。


白波の向こうは伊予の山霞 朴生

燧灘は想像以上に広く、瀬戸内海と言えども水平線が見えたのには驚いた。遠く向こうは伊予、春霞で山々はさらに遠く見える。櫓や櫂が動力だった頃はなんと豊かな海であったことだろうか。


★朴生選★

倒れ木の谷へ向き合ふ若葉かな 亭々

昨年夏の土砂災害の爪痕と輝く若葉の対比が鮮やか。

春濤の飛沫に島の見え隠れ 依子

穏やかな瀬戸内海だが、灘(広い海原)に出ると風の影響を強く受ける。波を蹴っていく快速船の揺れを思い出す。


仰ぎたる島の天蓋桜かな 依子

かつて島の住民が植えてきた桜並木が大きく育ち、満開の花びらが春の空を覆っている。見事な風景だが、これを楽しむ島民も今では少なくなってしまった。


すみれ咲き独り住ま居のまたひとつ 依子

庭の石垣の隙間から芽を出し春を告げる可憐なスミレ花。今では住む人もなくスミレを愛でる人もいない。


春暁の港に月の繊(ほそ)きかな 依子

始発の列車・バスを乗り継ぎ、港に来た。初めての島へ渡る期待と少し不安な気持ち。「繊」の漢字の「ほそき」というルビが効いている。


★巫 依子選★

桜鯛ぶつかる荒き潮かな 亭々

この辺りで捕れる桜鯛がいかに美味しいか・・・
それは、ちょうど波と波がぶつかるところで、荒波に揉まれ身が引き締まるから・・・とは、島人が語りくれしところを、うまく詠まれましたね。


船底をたたかせ高井神島へ 亭々

この日は、本当に波の荒れた日で・・・
島へ向かう船も、上下にうねり縦揺れが凄かった。
それを「船底をたたかせ」とは、高井神島へ辿り着くことが、いかに大変な航路であったかを実にうまく捉えている。

魚島へだんだん波の深くなる 

愛媛県は上島町の島々の中でも離島も離島の魚島。海の色が変わるところをしかと観察しておられたのですね。

人知れず咲くや篠塚八重椿 朴生

島の中腹にある篠塚公園に咲いていた見事な八重椿。
そこには原型を留めぬ篠塚古墳があり、島人に「篠塚さん」と呼ばれ親しまれて来たものの・・・
老齢化社会となった島の現在、島人達がわざわざそこを訪れる気配は薄く・・・そうした取り残され感を、うまく表現している。


白波の向こうは伊予の山霞 朴生

まさに島からの展望。


〜以上互選とその鑑賞でした〜
亭々さん朴生さんお疲れ様でした。。。

亭々コメント
この度の吟行もきつかったけれど二度とはない貴重な小旅行でした。友人の船で魚釣りに魚島や高井神島の周辺を巡ったりはしたが上陸は初めてのことだった。ありがとうございました。感謝️。

朴生コメント
念願だった魚島〜高井神島をゆっくり歩くことができ満足しています。
島人から鯛漁について貴重な話も聴けました。
亭々さんが脚がつらないか心配です。早朝からお疲れ様でした。

依子コメント
この度は、朴生さんが事前に船の乗り継ぎ等調べて下さったお陰様で、スムーズに旅することができ、この場を借りて改めて感謝致します。また、それぞれに持ち寄りの酒の肴も素晴らしく(笑)楽しい大人の遠足気分に過ごせましたことも、本当に有難いばかりです。一草さんオススメの土生のホルモン屋「入舟」さんも最高でした。そして何より、それぞれに吟行ならではの生き生きとした句がたくさん生まれたこと、本当にまたひとつ良い思い出になりました。
今回行きた〜いと表明して頂きながらもご一緒できなかったメンバーの皆さんも、また是非ご一緒しましょうね〜♪

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日頃、机上ではなかなか俳句が作れないという方でも、
吟行では、とにかく見たまま感じたままを素直に詠む練習をしていくような感じですので、

意外にポンポンと詠めたりします。
また、俳句を作らない普通の旅行だったら見落としてしまうようなことでも、
俳句を作るとなると、細やかに観察する心が芽生えますので、より旅が充実します♪♪♪
吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちら初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪♪♪

定例句会【じゃこむすびの会】(偶数月の第3木曜夜)も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
posted by Senju at 15:40| Comment(0) 
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2019年04月05日

第28回じゃこむすび会★報

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第28回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年2月21日(木)、
第28回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋「なお吉」さんにて、無事開催終了致しました。

今年初の初句会・・・新しく20代の若手「小たつ」さんも加わり、
また新しい風を感じる句会となりました。

それでは、参加9名、欠席投句2名、計55句の句会。
兼題は【春隣】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第28回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

houseisara.jpg ※受賞句は釘彫り豆皿に。
金賞(12点) 不自然な冗舌ひびく春の闇 朴生
選んでくださった方は人に言えない「心の闇」をお持ちのご同輩とうれしく思います。亭々さんが即座に「冗舌はだいたい不自然」と言われましたがその通りですね。はじめは下五を「春の宵」にしてたのですがどうもしっくりこなくて、歳時記を見てると「春の闇」という言葉を見つけ、これだ!と思いました。「饒」は豊か、「冗」は長ったらしいという意味合いみたいなので、「冗」の漢字にしました。また「ひびく」という言葉ですが、最初は「聞こゆ」にしていました。「聞く」というのは言葉が脳に入ってくるということで、冗舌な言葉は聞こえてきても心に届きません。それで「ひびく」にしました。(後日本人談より)

銀賞(10点) 土うごき土あざやかに春隣 えや

※銅賞は今回同点句3句ありましたので、省略させて頂きます。

2019年初句会、朴生さん、えやさんおめでとうございます!!

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
猫の眉だんだんけはし春隣 ゆげる
ふっとこうイメージがわいた。だんだん恋猫が激しくなる前を描いている。

朴生 選 
春雨ひと粒くちびるに落ちて咲く 粥々
575じゃないですけれど、イメージが頭の中に。くちびるの色素が雨に濡れて薔薇か椿か・・・咲くというイメージが凄いなと思いました。

古乃子 選 
探梅の口数少なく空二色 転児
空二色、空の青と雲の二色か、梅との二色か、わからない感じはあるけれど、探梅は梅だけでなく周りを見ている。空の広さを感じる。

桜子 選 
土うごき土あざやかに春隣 えや
今朝なんですけど、毎日通る道に土筆が生えていました。昨日まではなかったのに、わさわさ生えていました。春っていきなり来るんだなと、まさに今日の出来事だったので。

転児 選 
浮遊して汽水域へと向かひ春 
何が浮遊しているのか、色んなものがまざったり浮かんだり・・・春はそんな季節。ぼんやりしているけれど、だんだん方向性が定まってきているような・・・。
→気水域とは、淡水と海水の交わるところですね。by朴生
→一草さんの句じゃの〜。by亭々

えや 選 
春隣レトロモダンの醤油差し 睡々
死んだじいちゃんの選ぶものはセンスが悪い。レトロモダン・・・ださい花柄、土産で見つけ、じいちゃんがばあちゃんに買ってきたやつやん。孫か娘かが見つけ、今なら逆に新しいから使えるかな・・・当時じゃ使えないけど今ならいいな・・・的な。

睡々 選 
土うごき土あざやかに春隣 えや
なんかそうだな・・・土のことを2回言っているのが面白い。あんまりこういう使い方をしない。土の表現として当たり前なんだけど、土の世界、土の豊かな、土から春を感じるというところが、春が動き出す始まる感じ、土に対する視点が繊細だなと。
→「啓蟄(けいちつ)」と近すぎる。長塚節の詩が浮かび・・・。by古乃子

小たつ 選 
不自然な冗舌ひびく春の闇 朴生
春は自分の意思と関係なく動き、気分が沈む季節でもある。冗談の「冗」、私の受け取りと違う取り方の違う面白さ。全部春のせいだと言ってしまえる・・・内面じゃなく環境のせいだ・・・みたいな。

依子 選 
定家のため息春星の瞬き 古乃子
春の夜空を眺めている作者、星の瞬きを、まるでいにしえの歌人藤原定家のため息が聞こえて来るよう・・・と感じられる作者もまた、定家と同じように「歌詠み」の道に繋がる人間であればこそ。そんな時空を超えた響き合いが素敵だなと思いました。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

太古より器に水の初鏡 亭々 
←スケールの大きな句ですね。by依子

ほろ酔ひて鎌倉小町なごり雪 朴生
※推敲例)鎌倉小町→鎌倉小路

スコッチを含む口もと春の笑み 古乃子
粥々さんをスケッチ句です。

一つ脱ぎ一つ忘れて春近し 転児
Hな感じではなく、子育てのどっかに脱いじゃう・・・実感です。

甘いワナ白いドレスの冬苺 桜子
※推敲例)甘いワナ→甘い罠 と、漢字表記の方が、意味深さが増すような。
実体は、この時期コンビニに出る「雪苺娘」。

春待つ子浮かれて選ぶネームタグ えや
※推敲例)春待つ子→春待つや

ひとり分ぬくもり残し春炬燵 睡々
こたつが好きで好きでこたつ愛に。いつか「こたつ俳句」という分類も。

1.1  2.3  2.14コンビニ移いひなあられ 小たつ
※添削例)移いひなあられ→移ろいひなあられ or 移ろひ雛あられ
※推敲例)コンビニ移いひなあられ→コンビニはも雛あられ
←着眼点が大変にユニークな一句。これからが楽しみ。by依子

春の闇てをふるあの人の死をおもう 粥々
←粥々さんらしい独特な視点の一句。by依子

初春やまずはめでたき貌をして ゆげる
※推敲例)めでたきが文語表記につき、まずは→まづは  
←ゆげるさんらしいシニカルな一句。by依子

行く先を決めぬドライブ春隣 依子

〜以上〜

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

最後に、今回のオマケ画像を。。。
睡々さんのはからいで、この度じゃこむすび句会の広告が『尾道新聞』に掲載されました。
4月1日だけ、嘘の新聞ということで100年後の尾道新聞だそうです♪♪♪
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じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催じゃこむすび句会は。。。

会場:尾道居酒屋「なお吉」2階
開催日時:2019年4月18日(木)19時〜
参加費:お料理3500円+別途各自ドリンク代(+お気持ち会費)
兼題:「アスパラガス」(※5句中1句必須)
俳句締切:基本前々日の事前投句制 2019年4月16日18時!!!
欠席投句可:参加費用500円

参加ご希望の方は。。。4月15日迄に!!
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)          

posted by Senju at 12:04| ◆気ままに十七音

2019年03月15日

シトラス俳句吟行会★お誘い

IMG_20190315_0005.jpg 芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会
魚島〜高井神島
これまでも、尾道近郊色々なところへ足を伸ばして来た・・・
不定期開催のこの俳句吟行会ですが、
この度は、愛媛県の離島も離島・・・魚島〜高井神島を訪ねます。

◎開催日時:2019年3月31日(日)※雨天延期
◎準備物:お弁当・飲み物・筆記用具(あれば「春の歳時記」)
◎参加費用:各自交通費
◎参加申込:巫 依子
                  TEL  0848-46-6287
                  e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
                  件名に「シトラス魚島参加希望」と入れて下さい。

気ままに楽しく大人の遠足気分に散策します♪
俳句初心者でもまったく問題ナシ!!
偶然の必然にこの記事に目がとまった方がおられましたら、是非参加をお待ちしております♪

posted by Senju at 16:10| ◆気ままに十七音

2019年01月31日

第27回じゃこむすびの会★句会報

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第27回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年12月20日(木)、
第27回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の新開にある焼き鳥屋「村一番」さんにて、無事開催終了致しました。

村一番さんは、その昔遊郭であった歴史ある建物で・・・
これまでにも、数多くの文化人が集って来られ、
2階の間も、その襖や壁に色々な著名な方々の絵や文字が描かれてをり、
それらを拝見するだけでも、一見の価値ありの空間です。
そして、1階で大将さんが1本1本丁寧に炭焼きで焼かれる焼き鳥が美味しいのは勿論、
2階では、網焼きならではの特別部位も食すことができるということで、
村一番特別.jpg村一番2階焼き鳥.jpg
忘年会を兼ねたこの回は、皆さんまず食い気に走れ!!の納め句座でもありました。

それでは、参加9名(うち1名投句無し)、欠席投句2名、計50句の句会。
兼題は【焼き鳥】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第27回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

teitei (2).jpg 表装表具師でもあられる亭々さん
金賞(16点) 年流る壊れし山はそのままに 亭々
山だけが崩れたのではなくて人命や地域共同体、生活それ自体、会社、目には見えないところにも及んだ豪雨であった。それは崩れたというより壊れた。崩れ、壊れるという語があるけれど、崩壊し損なわれてしまったもの、覆水盆に戻らず。然し、年流るという季語は奥深いな。無償性というものが共同体の核であることが認識させられた豪雨でありました。政治の質の悪さも見せつけられました。(後日本人談より)

銀賞(13点) 庭先の空に映えたり木守柚子 朴生

銅賞(10点) 反抗期こたつもぐりて休戦か 桜子
(※推敲例 反抗期と言い切ってしまうともうそれまで。反抗のこたつもぐりて休戦か ぐらいに) 

2018年の納め句座、受賞者の皆さんおめでとうございました!!(^−^)

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
遊郭のなごりの間らし襖かな 依子
(※この句、後日師より 遊郭のなごりの間なる襖かな に添削頂きました。参考迄)
襖にも襖の歴史があり、今日らしい一句。

一雄 選 
海満ち來瀝青となる寒夜かな 古乃子
これうまい!漢字の強さ。海・満ち・來、正しい字を使っている。
瀝青(れきせい)=アスファルトと読んだ。昔顔料で使っていたのが、黒くてねばっこい。
→寒夜=非常に強い言葉、凍る寸前の海という感じ。漢字・字面ビジュアルがかっこいい。by亭々

朴生 選 
スタンプって言葉未満ね冬の月 古乃子
現代的。初めて現代的な句がわかった。未満は恋人未満かな。
→LINEのスタンプで返すっていう意味じゃないかな。言葉には満たないスタンプのコミニュケーション。
 この気づきは、10代の気づきじゃないですね。by睡々
→短歌がやってしまっていることを、俳句はしないでもいいのじゃないの?by一雄
→最後の季語が唐突というか、動くような気も…。by依子

古乃子 選 
除夜の鐘一打一里の海渡る 一草
向島に住んでいて除夜の鐘が聞こえてくる。たかが数百メートルだけど、除夜の鐘を詠んでるなと思いました。

桜子 選 
何やかや起こりし年の師走かな 朴生
実際身に感じたことだな。向島の逃走に始まり・・・色々あった1年、今年の出来事だったなと思い出した。

転児 選 
数え日や面取り持たぬ処刑椅子 亭々
面取りを持たないずらっと並んでいる冬場の料理。面取りしない、していられないぐらい並んでいる料理。
→死刑執行までの数え日、椅子が硬いという意かと。by古乃子
→面取りは、いつも気取っている顔を外し、素のままの普段の顔が顔を出す意かと。by桜子

えや 選 
庭先の空に映えたり木守柚子 朴生
いつものように、婆ちゃんが死にましたよ。婆ちゃん死んだ庭、近くの婆ちゃん家の庭、柚子を取りに行って1個残しました。後日やっぱり気になって行ってみたら、これが家を守ってくれとると・・・婆ちゃんありがとう。
→これちょっと素地として報告俳句である。そんなことがありました!だけの…。さて、報告俳句の捉え方なんでしょうが。by一雄
→私は美しい俳句と思いました。by古乃子

睡々 選 
年流る壊れし山はそのままに 亭々
年が流れると壊れるは、感じが似すぎるが、あまりに今日の句句だ。壊れしというのは、引いてみているという感じがする。感傷的でないのが良い。飛行機からの景色。冷たいようだけど実感がこもっている。夏から遠さを経ている感じがいい。すっごい長い歴史的普遍がいい。
→忘れた部分、ここまだあの時のままだった。by古乃子
→年流るがいいと思った。国破れて山河あり。by一雄

依子 選 
クリスマス飾りに毛むくじゃらもゐて 睡々
感覚的に選んだ。クリスマスと毛むくじゃらという取り合わせが新鮮。ツリーの星のもとに色んなものがいるリアリティがいい。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

焼き鳥の羽音させたる露地に入る 亭々 
うちわの仰ぐ音…。

存在の彼方まばたく聖夜星 朴生
扉村茂樹の文章より…。

白猫と冬青草とやぶれ鉢 古乃子
→鉢、破れる?の表現に推敲の余地がありそうな…。by依子

十二文字退職願い冬の月 転児
一身上の都合により退職す。

クリスマス忘れることも許されず 桜子
現代はどこもかしこもクリスマス…。

かゆいかゆいしもやけ湯に入りかゆいかゆい えや
→えや調(笑)by依子

灯火や極夜の朝のクリスマス 睡々
北欧。極夜(きょくや)は静かの極限…。

焼き鳥や手酌で偲ぶ彼の日かな 一草
(※推敲例 手酌に偲ぶ 「で」はできるだけ避ける方が)

天よりは御使ひなりとふ冬の鳥 ゆげる
(※推敲例 天よりの使ひにありぬ冬の鳥 天よりの使ひにあらむ冬の鳥 まずは素直に基本型に)

焼鳥の串の数ほど噂かな 依子

冬に入る美術解剖学教室 一雄

〜以上〜

また、今回は12月が誕生月の主催者巫 依子の為に。。。
皆さんがサプライズでお誕生日祝いまでご準備くださり、
本当にただただ有難いばかりの、納め句座になりました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。。。感謝。
オマケ画像♪
 27回誕生日ケーキ.jpg27回誕生日皿.jpg 惠谷さん作の祝皿

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催今年最初の初句会は。。。

会場:尾道居酒屋「なお吉」2階
開催日時:2019年2月21日(木)19時〜
参加費:お料理3500円+別途各自ドリンク代(+お気持ち会費)
兼題:「春隣」(※5句中1句必須)
俳句締切:基本前々日の事前投句制 2019年2月19日18時!!!
欠席投句可:参加費用500円

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)          
  

posted by Senju at 13:58| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2018年11月20日

第26回じゃこむすびの会★句会報

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第26回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年10月18日(木)、
第26回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋なお吉さんにて、無事開催終了致しました。

今回は、若手お仲間のひとり粥々(しゅくしゅく)さんが、
尾道の地を離れてしまうということで。。。
みんなで兼題『惜別句』にチャレンジ致しました。

また、じゃこむすび句会に参加する方が、
今後出席者も欠席者もより楽しめるように。。。
各自のご意見も頂いたりしました。
今後の句会に少しづつ反映していけたらいいなと思っております。

それでは、参加8名、欠席投句3名、計55句の句会。
兼題は【惜別句】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第26回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

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金賞(16点) 月光のしとしと積もる海面かな 一草
しとしとという表現が良いという派と、その表現がもうひとつという派が…。
               
銀賞(15点) 草の花一輪残す道普請 えや
      (※推敲例 草の花一輪残し道普請)

銅賞(12点) 待宵に口内炎のやうな恋 睡々     

今回は、金賞句と銀賞句の差が一点差ということで、
もし一草さんが出席されていたら逆転の可能性も…なんて声もあがる中、
それもまた俳句が座の文芸なる結果、受賞者の皆さんおめでとうございま〜〜す♪♪♪

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
粥すする明日は花野を進むきみ 古乃子
惜別の句。赤貧の君、志を担保にして、秋の草花の咲き乱れる花野に旅立つ…
そんな君を拍手して送りたい。
→粥は本来ハレの日に食べるもの。貧しいとは限らないですよ。by朴生

一雄 選 
草の花一輪残す道普請 えや
これってザ・俳句ですよね。王道。日本人のメンタリティを表現している。
田植えの前後にする道普請。余程心に留まったんだろうね。草の花がよく効いている。
季語と内容がよくマッチしている。本格派。

朴生 選 
草の花一輪残す道普請 えや
すごい気持ちがようわかる。除草するも全部は刈りませんよね。好きなのだけ残す。

古乃子 選 
眠りゆく鼓膜のなかに秋の虫 粥々
今年はあまり虫が鳴いていない。朝とかはっとした瞬間には聞こえるんだけど、
眠りにつく時に鳴いてるなぁと気づく感じがいい。

えや 選 
鹿垣の朽ちて土へと還りゆく 転児
畑しよる爺ちゃん死んだんだなぁ〜もう補修する人がいない。
孫や息子が見て、ちゃんとせんとあかんなぁ〜といった感じ。

転児 選 
笑茸笑えるならばいっそのこと 桜子
笑うという文字が二つも入っているんだけど、笑えない作者の心情。
五七五になっていないたどたどしたところも、心の整理ができていない感じ。

睡々 選 
始発ベル金木犀はまだ眠り 依子
始発ベルは音、金木犀は香り。音と香りが共鳴している感じがいい。
金木犀を擬人化している。金木犀が生きものとして生き生きとしている。
昼以降に起きて香りを放つ…時間の経過を感じた。

依子 選 
茸飯マドモアゼルを惑わせて 転児
松茸は入っているのか粉末か…マダムならば惑わされることはないけれど、
マドモアゼルだから惑わされている…ウイットにとんだ一句。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

雁渡る三左衛門の啼き止まず 亭々 
三左衛門の関係性を問う声も…。

まんじゅさげさかしまにあり水にごる 一雄
まんじゅしゃげのせいで水がにごっている…。

アダン咲く言の葉温し島時間 朴生
田中一村展にての一句。季感がわかりづらいという声も…。

背を指を布を染めゆく大夕焼 古乃子
亡くなった書の師の作品の表具の打ち合わせ現場にて…。

天窓の月見酒不意を喜ぶ えや
喜ぶまで言ってしまうのはもったいないの声も…。

コスモスの揺れて二つ三つ四つ 転児
惜別句に。手を振っている人がたくさんいるイメージ…。

秋灯や夜深にひらく古本屋 睡々
尾道の一景。

旅立の三世一身竹の春 一草
激動の時代を生き、99歳の天寿を全うした祖母に…感謝と敬意を込めて捧げた句。

指の先人肌恋し火恋し  桜子
惜別句。わたし寒がりなんですよね〜。

秋刀魚焼き喉よ欲しがる黄金色 粥々
色を欲しがる喉というのはユニークな発想。
(※黄金色欲しがる喉よ秋刀魚焼き)

青蜜柑スカッシュ旨し島のカフェ 依子
シトラス弓削吟行の際に寄り道した…
佐島のOkappaCafeさんで頂いた青蜜柑スカッシュがあまりに美味しく♪

〜以上〜
今回は、句会の後…なお吉さんの1階でプチ2次会もさせて頂き、
俳句というものがもつ魔力にも華が咲き、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

また、句会の後日には。。。
尾道は向島のスナックるいにて、粥々さんの壮行会も行われましたので、オマケ画像も♪
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俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催今年最後の納め句座は。。。
亭々さんのお仕事がなされている曼珠沙華の襖のある
会場は、尾道新開の焼き鳥屋「村一番」、
2018年12月20日(木)19時〜
兼題は「焼鳥」(お店への挨拶句に挑戦)です。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
posted by Senju at 14:31| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2018年10月25日

下弓削秋祭編☆吟行報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆下弓削秋祭編
去る2018年10月12日(金)〜13日(土)にかけて、
愛媛県は弓削島の下弓削神社秋祭に一泊旅吟させて頂きました。
両日共に好天に恵まれ、また弓削在住の俳号ゆげるさんの細やかなご配慮のお陰様で、本当に楽しく充実した二日間を過ごさせて頂きましたこと、
この場を借りてあらためてお礼申し上げます。。。

実は、この度下弓削神社の秋祭に行くことに致しましたのは、
下弓削神社の秋祭に、代々伝承されている『奴(やっこ)の踏み上がり』というのを、生で拝見する為でした。
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少子化が進み継承が難しくなる中、島の中高生が本当によく頑張っておられました。

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それでは、その他お祭の様子は、せっかくなので吟行句より。。。
今回は、依子・睡睡・ゆげるの3人が各自20句作り、後日メール句会を致しました。

まずはその互選(5句)結果より★★★

★ゆげる選★

波音を背
(そびら)に島の夜宮かな 依子
海辺の宵宮での風情が伝わる。


祭見にピンクルージュの島の婆 睡々
祭見に来た老婆の気持ちの華やぎが、ピンクルージュの言葉で伝わってくる。

あれはこの家族であるか里祭 睡々
祭見物の人々の様子がほほえましい。

午後からは太鼓も間延び秋まつり 依子
午前中の喧騒から一転した、けだるい祭りの午後の一時が伝わる。

無口でもぐずらず子供神輿かな 
睡々
子供神輿に仲間入りさせて貰った年少の子のひたむきさがほほえましい。

★睡々選★

大楠の下にだんじり眠らしめ 依子
猛々しい「動」の印象をもつだんじりが眠らされていることでかえってだんじりの躍動感や祭りで「起きた」時への期待が伺える。祭をよみながら、祭のない日常の時間の経過までよみこんだ一句。

島の子に戻り浜辺に祭あと 依子
「戻り」がとても効いている。ハレとケの境目が海と陸の境目である浜辺の光景と共鳴しているように感じた。

ゆかむかな祭りに寝覚めの子を負ひて ゆげる
子をかわいがるだけでなく、眠かろうと祭りをきちんと見せておきたい、ゆくゆくは伝統を継承していってほしいという願いも込められているのでは。実感のこもる一句。

夜も明けぬうちより島は秋祭 依子
「島」が効いている。「島」だから成立する。シンプルだけれどそうとしか言えない潔さの光る一句。

米寿なる師の君うたふまつり歌 ゆげる
祭はあらゆる世代が交わる場でもある。師のまつり歌を聞けるのも、師が米寿であることを知っているのも祭が、祭りに集うひとびとが地域に根差しているからこそ。ある一点をよんでいるようで祭のいろんな側面もよんでいる句。

★巫 依子選★

重力をゆがめ壇尻
(だんじり)大廻し 睡々
だんじり廻しは、祭の見せ場のひとつでもある。そのだんじりが大廻しされる様を、重力をゆがめと大胆に表現することで、よりその迫力が臨場感を持って伝わってくる。

払暁(ふつぎょう)の沖へ手を柏つ島まつり ゆげる
あかつき、沖へ柏手を打つことに祭が始まるのも、海への畏怖を感じる島暮らしゆえ。

低頭の宵宮へ寄す波の音 睡々
祭の前夜に行われる宵宮。神事が始まり、参列者皆が低頭する際の静けさのうちに、寄せ来る波の音が聞こえくるのも海辺の祭ならでは。

祭見にピンクルージュの島の婆 
睡々
娯楽がさほどあるわけではない島の暮らし。祭というハレの日、ピンクの口紅を差して見物に来ている婆の気持ちの華やぎが感じられる。

橋渡り担ぎに集ふ島祭 睡々
神輿を担ぐお手伝いも橋を渡って・・・という着眼が面白い。
敢えて島と言わずに秋祭ぐらいに留めておいた方が良い気もするが…。
推敲例)橋渡り担ぎ手集ふ秋まつり

〜以上互選とその鑑賞でした〜
続きまして、もう少しそれぞれの句よりご紹介♪♪♪

ゆげる
宵まつり山車(だし)の灯りのとほざかる
声がはりせし児もせぬ児もまつり歌
厄年の烏帽子に印神輿
(しんよ)(か)
少年の眼や涼やかに奴踏む
※推敲例)涼やか→爽やか(秋の季語)

睡々
後輩の汗拭ひやる島祭
「忘れ得ぬ味や」とジュース祭の子
里祭頭小さき巫女ふたり
壇尻の去年の轍(わだち)残しけり
※推敲例)残しけり→そのままに

巫 依子
里祭押し込めほら来い神輿振り
島の子の鎌髭奴(かまひげやっこ)秋まつり
石山を仰ぎだんじり廻しかな
秋祭紐結ひ直し結ひ直し
44085460_1920407358003238_8538151953723555840_n.jpg 〜以上〜

日頃、机上ではなかなか俳句が作れないという方でも、
吟行では、とにかく見たまま感じたままを素直に詠む練習をしていくような感じですので、

意外にポンポンと詠めたりします。
また、俳句を作らない普通の旅行だったら見落としてしまうようなことでも、
俳句を作るとなると、細やかに観察する心が芽生えますので、より旅が充実します♪♪♪
吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちら初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪♪♪

定例句会【じゃこむすびの会】(偶数月の第3木曜夜)も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2018年10月05日

第25回じゃこむすび句会★報

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第25回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年8月23日(木)、
第25回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
尾道の居酒屋なお吉さんにて、無事開催終了致しました。

この度は、6月の句展の際の山陽日日新聞掲載記事をご覧頂いた方よりの初参加に、
台風直撃と重なり、山陽本線もストップするなど色々ありましたが、
みんなの送迎をして下さる参加者さん等のご協力のもと、
なんとか無事に今回も楽しく盛会となりましたこと、
この場を借りて改めて感謝致します。。。

それでは、参加10名、欠席投句1名、計55句の句会。
ちなみに今回の兼題は【盆】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第25回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★
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金賞(19点) 仮縫ひのやうな関係夕端居 依子
(※)この句はその後、師より「仮縫ひのやうな二人か夕端居」に添削頂きました。参考まで。

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銀賞(12点) 目隠しの夜の一族瓜の馬 一雄

銀賞(12点) あれは俺かな流燈のはぐれをり 依子     
※よって銅賞は省略させて頂きます。

今回は、久しぶりに主催者が金賞を頂きました♪有難うございます。
また銀賞は、初参加にして多くの互選の話題に上った一雄さん、おめでとうございます。

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
仮縫ひのやうな関係夕端居 依子
せつないな…という感じ。仮縫ひと夕端居がマッチ。
(↑)このあと本縫いになるのか別れるのか、ぼんやりとしたところ。by古乃子
(↑)ある意味あざとい句。とらざるをえない。by一雄

一雄 選 
捨てたれば生るものもあり青畳 亭々
ある意味捨てられた青畳。青畳は新しいから捨てられるはずはない。捨てられた青畳が生きている。
捨てられたのに生きている不気味さ。寺山修二の映画の「雛壇が川の上流から流れて来る」シーンにも通じる生命力を感じる。
(↑)逆にとり合わせの句。捨てられたものをネタに何かが育つ。by古乃子
(↑)自分の体験では、水害で青畳なんだけど捨てなければならないと解釈。by転児

朴生 選 
夏服の奇妙な乳房と語り合ふ 一雄
この女性は乳癌かで手術をしていて、夏服の時だから奇妙さが気になっているのか。
(↑)西東三鬼の「恐るべき君等の乳房夏来る」の本歌とり?by依子

古乃子 選 
八月の螺旋階段は沈むかな 一雄
単に一番最初に好きだなと思った。八月が効いている。他の月では沈まない。暑くて盆もあるし、昼間が明るいぶん夜もある。
(↑)螺旋階段が沈むのは面白い。by亭々
(↑)中8字余りで重いから沈むんじゃない(笑)by依子

えや 選 
白い歯を喪服の間に見る送り盆 転児
死んだ人だろうね。遺影の歯が白い。友達がいっぱいおったのかな。白い歯と喪服の対比。
(↑)白い歯が遺影とは気づかなかった。中7の字余りが喪服の気持ち悪さを表現。by古乃子
(↑)エロスとタナトスの対比!by一雄
(↑)白い歯は、遺影ではなく…単にうちの子供なんですけどね。by転児

桜子 選 
目隠しの夜の一族瓜の馬 一雄
絵が出てきた。真っ暗な中に仏壇があって、盆提灯が廻っていて・・・
早く帰って来て欲しいと待ち侘びる人がいて、
胡瓜の馬や茄子の牛…何も見えない真っ暗な中で、寝る時間なんだけど続々と帰って来る。
(↑)一族は霊みんな。目隠しは誰?by古乃子
(↑)目隠しは意図的な行為?by睡睡
(↑)目隠しは、夜にかかっている。亡くなった旦那さんを待っている奥さんでは。by桜子

睡睡 選 
乗り継ぎて海を渡りて里の盆 亭々
尾道(瀬戸内)に住んでいるとよくわかる。船便と列車が直結している。夏の句としていい。
(↑)何本か列車を乗り継いで最後には船に乗って、帰省と言わずして移動してくる自分、故郷へ帰って来る自分を表現by古乃子
(↑)素直過ぎるけどいい句。by朴生
(↑)宣伝ポスターのようですね。by転児

粥々 選 
あざやかな影小さきゴーヤの影 えや
ただただ愛しかった。影はモノクロなのに鮮やか。
ゴーヤどうでもいい…大事なものでもないけど、自分の中の景色に繋がった。
(↑)あざやかな影は誰の影?by古乃子
(↑)対比かリフレインかがはっきりしない。by一雄

転児 選 
涼しさや鴨居の若き遺影たち 睡睡
日本の夏。戦争もの。遺影になっている人は若い。涼しさ、凛々しい。
(↑)季語が効いている!by一雄
(↑)若き遺影、ハッとする。by古乃子

依子 選 
原爆忌デジタルアートの鶴を折り 転児
現代的。今は何もかもデジタルの世界。平和の祈りの鶴さえもデジタルアートとは。
(↑)広島を知っている人じゃないと詠めない。今は原爆資料館もリニューアルして、デジタルの仕掛けがいっぱい。by睡睡
(↑)デジタルアートを敢えて平仮名で表現してみても気持ち悪いかも。by一雄

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

加奈さんに渉の住所走馬灯 亭々
句会後、その後もっとも気になった句として皆さんより浮上…。

名前のない男と女ダリアの午後 一雄
絵画から作ったような一句。

指先の温もり愛し秋立つ日 朴生
(※推敲例)「秋立つ日」→「今日の秋」

言葉なく胸にうち寄す盆の潮 古乃子
心情的な一句。

満員のプールを洗う人の肌 えや
オリジナルな視点の一句。

処暑なれど路地のまんなかのびた猫  桜子
(※推敲例)処暑「なれど」は説明的ですね。処暑「けふ(今日)も」ぐらいがいいのでは。

地球ごとキアロスクーロ大夕焼 睡睡
キアロスクーロ=明暗法、ユニークな視点の一句。

跣に灼熱走り波を見る 粥々
(※推敲例)跣「に」では、字足らずだし少し説明的。跣「いま(今)」とかにするとより瞬間の動きが出るのでは。まずは基本の575の型を身につけるよう心がけると、どうしても…の時の破調の意味がより出て来るよ。

フォーカスを白く知らせて実椿の 転児
(※推敲ポイント)「フォーカス」と「白く知らせて」は同じ意味。

古への噴井賑はふ平成尽 一草
「平成尽」という表現がユニークと話題。
この夏の断水時を詠まれているのでしょうか…「賑はふ」が少し気になりますね。

ブローチの鳩の白さよ今日の秋 依子
えやさんの陶器ブローチを詠ませて頂きました。

〜以上〜
また、今回も会場提供頂きました居酒屋なお吉さんには、
美味しいお料理の数々をご用意頂き…本当にありがとうございました!!
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そして、今回はいつも皆さんの句を事前に清記して下さっている睡睡さんにサプライズお誕生日も♪
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そしてそして、お約束になりつつある我らがマドンナ桜子さんの美しいお着物姿もオマケに♪(笑)
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夏と秋の行合いということで、浴衣を素敵にアレンジされていました♪

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催は
2018年10月18日(木)
兼題は「惜別句」です。
※来月尾道を去る粥々さんに捧げる一句を宜しくお願い致します。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
posted by Senju at 00:34| Comment(2) | ◆気ままに十七音

2018年08月21日

第24回じゃこむすび句会★報

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第24回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年6月21日(木)、
第24回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」
新しい会場 尾道の居酒屋なお吉さんにて、無事開催終了致しました。

今回は、尾道は画廊珈琲孔雀荘さんにて初のじゃこむすび俳句会句展、
三原は画廊喫茶赤とんぼさんにて初のシトラス俳句吟行会句展を開催中の・・・
じゃこむすび俳句会ということもあり、そのお祝いを兼ねて、
大変多くの方が参加くださいましたこと、この場を借りてあらためてお礼申し上げます!!!

そして、にも関わらず!!
句会報が大変に遅くなりました失礼も、あらためてお詫び申し上げます!!!

それでは、参加12名、欠席投句1名、計65句の句会。
ちなみに今回の兼題は【ハンカチ】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第24回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

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金賞(14点) 紫陽花や水溶性となるわたし 睡睡
      
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金賞(14点) 吾の乳歯包み持つ母のハンカチ 古乃子

銀賞(13点) 捨てられぬハンカチ一枚鉄線花 朴生      
※よって銅賞は省略させて頂きます。

今回は金賞句が女性陣2名のダブル受賞でありました。
睡睡さん、古乃子さん、おめでとうございま〜〜す♪♪

そして、この夜金賞句以上に話題をさらったのは、銀賞の朴生さんの句でした(笑)

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
ハンカチにアイロンかけどこ行くの 粥々
一番笑った。素直な句。

朴生 選 
蛍火のいま流星を装へり 依子
吉田拓郎の「流星」という歌が好きで、蛍火と流星の取り合わせがいい。

一草 選 
捨てられぬハンカチ一枚鉄線花 朴生
自分のものなのか貰ったものなのか、捨てられぬ思い出があるというのだから、
甘酸っぱい思い出なんでしょう。
(↑)鉄線花が強く季重なりに思えた。ハンカチの柄とは解釈し難い。by古乃子
(↑)ハンカチを捨てるとは衝撃でした。by睡睡

古乃子 選 
爪先に蛍、暗闇ただひとり 粥々
足の爪先なのか…田舎家ではぐれ蛍がやってきて…の感じが出ていて良かった。
(↑)句読点の点があることで、雰囲気が出る。by睡睡
(↑)句読点の点は意図して入れたのか。by一草

えや 選 
吾の乳歯包み持つ母のハンカチ 古乃子
想像するにお母さんが死んで、遺品整理かな…保管していた乳歯がハンカチに包んであった。
(↑)包み持つだから、保管はイメージしにくい。by依子

桜子 選 
捨てられぬハンカチ一枚鉄線花 朴生
鉄線花はハンカチの刺繍柄では。鉄線花の花言葉は束縛とか縛りなので、よほど強い情念を感じる。
押しつけられたハンカチではないでしょうか。

睡睡 選 
鍵盤に星の音ひとつ燈涼し 依子
これは蛍の句かなと思いました。自分も蛍を観に行ったのですが…
蛍を音楽のイメージの句で捉えたのでしょう。575の中に凄くたくさんの要素が入っている。
こういう句が詠めないのでほほーと思った。
(↑)燈(ひ)涼しの音感が気になる。by古乃子
(※)この句はその後依子の結社の師に以下のように添削されましたので、参考まで。
  鍵盤に星の降る音涼しけれ

粥々 選 
吾の乳歯包み持つ母のハンカチ 古乃子
登場人物自分と母とハンカチ。母から生まれて来た自分から抜け落ちた乳歯のぬくもり、あたたかさ、
木綿のガーゼのハンカチに包み母が胸に大事に持っていた。なので、母は生きている!

けると 選 
待つを知り忘れられるも余り苗 転児
田植えする時に余っていた苗。端っこに植えて貰えるのかなぁとぽつんと待っているものの…。
耕耘機では植えられない苗は最後手で植える。

猫猫選 
見送る風鈴の音歩を止める 粥々
今時暑く、風鈴の音を聴くと不思議と涼しくなる。
田舎を旅立つ…ふるさとを出て行く時に、風鈴の音がして歩をとめた。
(↑)風鈴の音は風鈴の音(ね)と読んだ方がいい。ふと足を止めた感が出る。ひとりと風鈴。by古乃子

転児 選 
紫陽花や水溶性となるわたし 睡睡
紫陽花は比較的大きな花の部類にして、一個一個はそうでもない。淡いものも集まれば形になる。
人間は我が強い。

依子 選 
手をつなぐ見知らぬ街の夾竹桃 朴生
ある一定以上の世代の方にとって、夾竹桃とは広島の被爆地に最初に咲いた花の印象が濃い。
この句の作者もそれを知ってか知らぬか、広島ではない見知らぬ街で夾竹桃を見た時にも、
ふと手をつなぎたくなる心細さを感じた。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

困惑は一つに非ず桜桃忌 亭々 

麦秋や旅立ちの時青い空 朴生

今生の悲哀を包むハンカチーフ 一草

はだかの子肩甲骨も大笑い 古乃子

水槽に糸ミミズ呆けた彼女 えや

指先にかたつむり乗せ愚痴る子ら  桜子

白線の平均台夏服少女 睡睡

麦茶の味思い出して汗をかく 粥々

蕺草の臭いに包まれかくれんぼ けると

さりげなく出したハンカチ照れ隠し 猫猫

泰山木旭の冠を戴いて 転児

ハンカチを握るお手てはクリームパン 優味

返せないまゝのハンカチ抽斗に 依子

〜以上〜
また、今回より会場提供頂きました居酒屋なお吉さんには、
お約束の「じゃこむすび」までご用意頂きまして、本当に感謝するばかりです!!
御料理もどれも大変美味しく頂き、皆さんご満悦でありました♪♪♪
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では、最後に我らがマドンナ桜子さんの美しいお着物姿にご登場画像もオマケに♪(笑)
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俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

じゃこむすびの会の開催は。。。基本偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催は
2018年8月23日(木)
兼題は「盆」です。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
posted by Senju at 23:44| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2018年07月04日

じゃこむすび俳句会句展★無事開催終了

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じゃこむすび俳句会句展★無事開催終了
去る2018年6月14日〜30日迄、尾道の画廊珈琲孔雀荘さんにて、
総勢22名のご協力のもと、じゃこむすび俳句会初の句展が無事開催終了致しました。
この度の開催にあたってのごあいさつ並びに出展句一覧はコチラ。(画像クリックで拡大)

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またこの度は、私達の素人俳句を展示するにあたり・・・
お仲間のひとり亭々さんが表具処軸源を営む表具師さんでもあられることから、
それぞれそれなりに格好がつくよう…作品に見合った額装等を施してくださり、
同じくお仲間のひとり陶芸家の惠谷幸史さんの陶芸作品(これまでの受賞句を形にした皿・盃の展示)と共に、大変見栄えのする展示が叶いましたこと、この場を借りて、改めて有難いことばかりであったと感謝致します。。。

今回の期間中の丸三角四角の形が並ぶ展示風景を、まるで曼荼羅のようだという声もあり、
その表現の自由さには、ご好評の声も頂き大変嬉しいことでした。
会場へ直接ご来場頂けなかった皆様に、その雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

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また今回このような機会を設けて頂きましたことで、
俳句をただ読んだり詠んだりして楽しむだけとはまた一風異なる『俳句表現』というものを体験させて頂き、
参加者の皆さんにとっても、良い刺激になったことと思います。
私も、人生初「扇に句」をしたてて頂き、有難いばかりでした!!

俳句という文芸は、究極のポジティブ文芸とも言われ、
晴れでも雨でも嵐でも俳句は詠めることから、俳人にあいにくはなくすべてが必然であると。
なので、今回の句展への導きもすべてが必然の流れに導かれてとのことだったと思われます。

私が主催者としての不足の部分につきましては、皆様もどうぞ「赦し合ふやうに」(笑)で、
宜しくお願い申し上げます。。。

すべてのご縁にただただ感謝★★★

posted by Senju at 17:01| Comment(2) | ◆気ままに十七音

シトラス俳句吟行会展★無事開催終了

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シトラス俳句吟行会『シトラスの風』展★無事開催終了

去る2018年6月1日〜30日迄、三原の画廊喫茶赤とんぼさんにて、
みはらアーカイブスさんのご強力のもと1ヶ月間開催頂きました・・・
芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会展『シトラスの風』展が、
お陰様で無事開催終了致しました。

今回、三原お城下界隈並び佐木島を吟行させて頂いた折の句を中心に、
同行9名の詠んだ俳句の中から抜粋、素敵な写真と組み合わせて飾って頂き、
スッキリとした気持ちの良い空間にて、
ごくごく気軽に俳句を楽しんで頂くことが叶いました。

この場を借りて、あらためてみはらアーカイブスさんのご協力に感謝
私 巫依子も、以下3句を展示頂きました。

 島人のひとり港に春寒し
 千本の桜散らしめ島廻風
 花石蕗の盛り過ぎしを歌碑たづね

本当にありがとうございました。

俳句という文芸と出会えたお陰様で・・・
私の人生、これまで大変多くの豊かさに預かっています。
吟行には、普通のお出かけとは違った、俳句を通してものを見る眼になっているからこその気づきが数多くあります。
今後もシトラス俳句吟行会では、皆さんと共に、
無理なき範囲で楽しく・・・
芸予瀬戸内の素晴らしい見どころを吟行して行けたらと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
posted by Senju at 15:24| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2018年05月31日

三原『赤とんぼ』にて☆句展開催

33776016_1672486079535338_7516541167157116928_n.jpg シトラスの風 展

最初は、尾道を吟行する会としてスタートしたシトラスの会でしたが、
その後その都度様々なご縁に恵まれ・・・
最近では、芸予瀬戸内にまでその範囲を広げることも♪
今回は、そんなシトラス俳句吟行会の足跡のひとつとして、
三原のお城下や佐木島を訪ねた折に作った句を、
「みはらアーカイブス」さんのはからいにより、
句展として1ヶ月間展示して頂けることになりました。
総勢9名の句が、素敵な写真と共に並びます♪♪♪♪♪♪♪♪♪

   2018年6月1日(金)〜30日(土)
          9:00〜18:00  日曜はお休み
    画廊喫茶
赤とんぼ 山陽本線三原駅徒歩10分内
    三原市港町3-6-1  TEL 0848-63-1430

          協力 みはらアーカイブス

是非この機会に、三原の町を訪ねてみて下さい★★★★★
  

posted by Senju at 18:58| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2018年04月19日

第23回じゃこむすび俳句会☆報

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第23回じゃこむすびの会★句会報

去る2018年4月19日(木)、
第23回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。

今回は、主催者である依子が別お稽古の発表会前ということで、
皆さんに惣菜1品の持ち寄りをお願いしてのじゃこむすび会となりました。
陶芸家のえやさん手作りのハーブチキンに、
初参加の粥粥さんお手製の茄子の煮浸しに、
三原より参加の朴生さん持ち寄りの噂の神明鶏に、
関西から久しぶりの参加のケルト氏持ち寄りの551に、
参加していない亭々さんの奥様よりのお手製チーズケーキに…etcetc
いつにもまして食材盛りだくさんの夜となりましたこと、
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。。。

また、今回佐木島の一草さんより、食材の自家製夏蜜柑とは
別に特別に!!!
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受賞者と会場に宛てて、一草さんの育てておられるお花の花束までご用意頂き、
有難いばかりな会となりました。

皆さまそれぞれに色々なお心遣い、本当にありがとうございました。
今回参加9名、欠席投句1名、計50句の句会。
ちなみに今回の兼題は【ゴールデンウィーク・黄金週間】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第23回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

金賞(14点) 葉脈に官能ありて桜餅 睡睡
      添削例)葉脈に官能ありぬ桜餅
             葉脈に官能のあり桜餅
           
金賞(14点) 空としゃぼん玉そんな日も必要 えや
      ※添削例)空としゃぼん玉そんな日もええじゃん

銀賞(12点) 薫風に先ずは直球投げてみた 朴生
      
※添削例)薫風に先づは直球投げてみし
※銅賞は省略させて頂きます。

今回は金賞句がダブル受賞でありました。
睡睡さん、えやさん、おめでとうございます♪♪
また受賞句に失礼ではありますが、添削例…参考になさってみて下さい。

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

亭々 選 
花水木いつかすべては明るみに 依子
この句を見た時にドキッとした。(当時向島潜伏中の…)犯罪者の匂いがした。
水木の花が生きている。

朴生 選 
花水木いつかすべては明るみに 依子
夕闇にやまぼうしの仲間でもある花水木が照らしくれている。
政治の世界とかも誰が犯人かと…。怖い句。

一草 選 
空としゃぼん玉そんな日も必要 えや
日頃仕事やら何やらに追われているような感じで、こういうリフレッシュやリセットが必要でもある。
自分に欠けているところだなぁと。

古乃子 選 
黄金週間島の喫水上がりたる 一草
ゴールデンウィーク期間、島人の人口に変動があるところをうまく詠んでいる。

えや 選 
美容熱帽子被りてよもぎ摘む 桜子
よもぎというのがいい。匂いもするし食べれる。
なかなか抜けない…髪を切りたいけど、帽子で髪をごまかしながらよもぎ摘む。

その時、女性陣より
よもぎは化粧水等の美肌に使うもの。帽子を被って日よけ対策をしながらも、
その美容熱は熱いと…の鑑賞が。

睡睡 選 
空としゃぼん玉そんな日も必要 えや
そんな日もの「も」がきいている。普段はそうじゃない人なんだろうな。
そんな余裕もない日々。四月は軽やかな季節である反面、人によっては、
大切な時期を過ごしている。

粥々 選 
葉脈に官能ありて桜餅 粥々
葉脈の曲線と、桜餅の色や質感のモチッとした感じがそのまま官能に繋がるなぁと、
想像が繋がった。視覚嗅覚味覚食感…多角的。

ケルト 選 
薫風に先ずは直球投げてみた 朴生
薫風にがさわやか。まずは自分の色々やってきたことをかなぐり捨てて、
ストレートに自分を出してみた。色的にもグリーンがダイレクトに!
先ずは直球がいい!!

依子 選 
蝶墜ちて進化の夢の潰へたり 亭々
昔からこの世のはかなさ夢幻の象徴とされてきた蝶。
その蝶が墜ちたことで、進化の夢ももう…と飛躍しているところが、ユニーク。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

疲労にも重力のあり花の旅 亭々 
※添削例)花疲れにも重力のありにけり

ささゆりや湖畔の宿の敷石に 朴生

花蕊に逆縁の娘を祈る母 一草
※添削例)花は葉に逆縁の娘を祈る母

検問め浅葱の畝いつまでも 古乃子
当時話題の向島の生活者としてのリアリティ。
古乃子さんにしてはチャレンジ句でしたね。

剪定に光見つけて青を見る えや
思いきった切り取り。

通勤に慣れあちらにも山つつじ 睡睡
日常の中からの気負いない自然な切り取り。

乳液のゼラニウムかぐ春の午後 粥々
※添削例)乳液にゼラニウムの香春の午後
女性らしい気づき。

ぽこぽことすかんぽ手折りうさばらし 桜子
だんだん句の思いきりがよくなってきましたね。

舞ふ蝶を追ふ人時に追はれたり ケルト 

残雪にまだ覚めやらぬ夢のあり 依子

〜以上〜
今回は、尾道市は向島に逃亡犯潜伏期間中の句会ということもあって、
皆さんそれを匂わせるような句もチラホラありましたね。

しかして犯人無事捕まって何よりです。

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

して、ここでお知らせがあります。

2018年6月14日〜30日迄
尾道は駅前画廊喫茶「孔雀荘」にて、
私たち「じゃこむすび俳句会」の初の句展が開催されます。
歴代の受賞句等の展示もございます。

皆様是非、お気軽にいらして下さい!!

じゃこむすびの会の開催は。。。偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

ちなみに次回開催は2018年6月21日(木)
兼題は「ハンカチ」です。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
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2018年04月08日

佐木島吟行編☆報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆佐木島吟行編

遅ればせの吟行句会報になり、お赦しください。。。
去る2018年4月8日(日)、昨年ご縁を頂いてよりの念願でもあった・・・
俳人一草さん在住の佐木島での吟行が、無事開催終了致しました。
「千本桜」などもあると伺い、絶好のタイミングを見計らったつもりが、
今年は例年よりも桜の開花が早く・・・
当日はあいにく満開期こそ逃すものの、好天にも恵まれ、
長閑な島の春を堪能させて頂くことになりました。

また、一草さんのお陰様で、普通なら見逃してしまいそうなスポット
20180408_104035.jpg 大楠三兄弟や

20180408_114434.jpg そこそこきつい登山を経ての三十三観世音や
こちらでは、島民の方々とお花見宴会までさせて頂きました♪

30443494_190592235001447_3189365816915132416_n.jpg30571853_190595041667833_3453196986369441792_n.jpg30708225_730845237110179_3095317525821938632_n (1).jpg 新名所道祖神の丘や

30412559_190591648334839_459508612444717056_n.jpg 磨崖和霊石地蔵や
もうか〜なり欲張り盛りだくさんコースにご案内頂きました♪♪♪♪♪

そして、句会場には、一草さんのお仕事場でもある「花草庵」をお借りし、
なんとも有意義な1日を過ごさせて頂きました。

この場を借りて、一草さんにはあらためて感謝を☆☆☆
また、今回は珍しいお仲間も遠方より急遽かけつけてくださりました。
ゆげるさん・まつちゃんにもあらためて感謝を☆☆

それでは、まずは参加者のそれぞれが選んだ5句より抜粋の一句をご紹介★

ゆげる 選
海からの風に菜の花燥ぎをり 依子
ビジュアルに見えている。

亭々 選
寄進碑に故郷の名をみる遍路みち ゆげる
※添削例)寄進碑に故郷の名や遍路みち
吟行ならではの句。時の経過の感じられる。

朴生 選
若葉を見沈んだ心に喝入れる まつ
※添削例)楠若葉沈んだ心に喝を入れ
なんとなしに好き。

一草 選
まだ茶飲み友にはなれぬ躑躅かな 朴生
ストンとは落ちない。季語と茶飲み友にはなれないの関係性。

なまめかしい感じ。

※作者言)躑躅の花言葉が「節度」から。


まつ 選
佐木島に小鷺大鷺麗なり 依子

今日見たまま。


依子 選
のどけしやどの島よりか鐘ひとつ 亭々
どの島よりか…というところが、まさに今日のこの瀬戸内しまなみの
小さい島が隣接しあっている風情を現している。

そして、次に参加者の本日の一句をご紹介★★

廃校にふらここのおと櫻ちる ゆげる
※おと→をと。でも漢字表記の音の方が良い気も…。

灯台のやうな船あり春の雲 亭々

初桜丘に集ひし道祖神 朴生
※添削例)道祖神丘に集ひて初桜

花筵佐保姫と座す道祖神 一草
※添削例)道祖神佐保姫と座す花筵

久々の山歩き若葉キラキラ 
まつ
※添削例)若葉キラキラ久々の山歩き

島人のひとり港に春寒し 依子

〜以上〜
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
皆様大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

と、ここでお知らせがあります!!!!!

2018年6月1日〜30日迄
三原のギャラリーカフェ『赤とんぼ』さんにて
芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会の俳句展「シトラスの風」展が、
「みはらアーカイブス」さんのご支援で開催されます♪♪♪

是非、皆様気軽に足をお運び頂けたらと思います♪♪♪

定例句会【じゃこむすびの会】も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2018年02月18日

竹原吟行編☆報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆竹原吟行編

遅ればせの吟行句会報になり、お赦しください。。。
去る2018年2月18日(日)、尾道お散歩着物 乙女屋さんの
着物deもぐもぐ散歩in竹原に便乗させて頂くかたちでの吟行を終え、
その後SNSのメッセンジャーを利用しての句会も無事終了致しました♪
投句くださった3名の皆さん、うち2名は初の俳句挑戦!!
本当にありがとうございました☆☆☆

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当日の竹原の町は、あちこちの旧家でひな祭りの雛飾りが鑑賞でき、
更に着物姿の人は入館料が無料ということもあり、
それぞれに素敵な着物姿での散策と相成りました。
私も、気持ちばかりは現役女子大生に負けないぞ(笑)な袴姿にてー♪

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また途中もぐもぐお散歩がへべれけお散歩になりそう(笑)ながらも、
本当に楽しい1日を過ごさせて頂きました♪♪♪
この場を借りて、改めて乙女屋さんに感謝☆☆☆

それでは、参加者のそれぞれが互いに選んだ3句をご紹介致します♪♪♪

睡睡
明治には明治の器量内裏雛 依子
時代の違う雛が並ぶ光景からの発想。 解釈が現代的で少しシニカル。好みです。
芥子雛の小指有り無し確かめぬ 依子
パソコンのスペックや車の機能に注目するように雛の部位を情報としてとらえているような
ドライな(誤解を恐れずにいえば男性的な)句。異彩を放っていてユニーク。

雛の間に集ひて足袋の色いろいろ 依子
そこを見てたんだ!と作者の視点にクスり。吟行らしい、あの日ならではの句。

粥粥 
春うらら羽を名にもつ三姉妹 睡睡
春の軽やかな空気と、「三姉妹」の響きに女性の柔らかな印象を受け、
歌うような声が聴こえてきそうで素敵だなと思いました。

小さきを小さく愛づる雛道具 睡睡
シルバニアファミリーがたまらなく愛しい気持ちを思い出しました。
なんで実物のものをそのまま精巧に小さくしたものはあんなにも手に入れたくなるのか。
そんな気持ちで選びました。

雛檀に怒りんぼゐて憎まれず 睡睡
なんだか微笑ましい。 雛壇の赤色を背景に、おこりんぼも含めて平和な様子が春の陽気のようだなあと、
あたたかな気持ちになりました。

昇 
芥子雛の小指有り無し確かめぬ 依子
車窓より光るゼリーの春の海 粥粥
ガタゴトン揺られ車窓の春夕焼 依子
竹原や 塩で栄えし 夢の跡

依子 
他人とは思へぬ大福顏の雛 睡睡
色々なお雛様を観ている中に、なんと自分似の雛を発見。
他人とは思えぬ大福顏というところがまたなんとも微笑ましい。
春うらら羽を名にもつ三姉妹 睡睡
参加者におられたお嬢さんは三姉妹。みんな名前に「羽」の字がつくそうな。
春うららの季題でうまく詠まれましたな♪
車窓より光るゼリーの春の海 粥粥
瀬戸内の呉線は海がことのほか近く感じられるように思う。
春の陽気のきらびやかな海を「ゼリー」と言い切っているところが若々しい。

それでは、続きまして参加者のユニークな視点の一句をご紹介★

雛どこに飾るか父母の悶着や 睡睡

内裏雛ダメな夫の風情あり 粥粥

瀬戸内の京色取る雛飾り 
※添削例)瀬戸内の京を彩る雛飾り

春袷奥へ奥へと歩をすゝめ 依子

〜以上〜

こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
皆様大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

定例句会【じゃこむすびの会】も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2018年02月15日

第22回じゃこむすび会★報

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第22回じゃこむすびの会★句会報

遅ればせの句会報で失礼します。。。2018年2月15日(木)、
第22回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。
2018年最初のじゃこむすび会は、風邪やお仕事で欠席も多い中ではありましたが、
チーズフォンデュを楽しみながらの和やかな句会となりました。

今回参加5名、欠席投句3名、計40句の句会。
ちなみに今回の兼題は【春めく】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第21回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します★

金賞(10点) 春めきしデパート二階の八頭身 桜子
       ※添削例)春めきし→春めきぬ

銀賞(6点) 草もちを口いっぱいに吾子の頬 えや
銀賞(6点) 受験生色んな神が集合し 桜子
銀賞(6点) 美容室あとに春めく街騒へ 依子

今回の金賞は、実際にデパートでお勤めをされていたこともある桜子さんの一句でした。
28055905_1561137940670153_6408921034990123696_n.jpg <直筆短冊より>

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です★★

朴生 選 
鎮魂を調べに託す春の潮 古乃子
春の潮だから、3月11日の東北大震災への鎮魂かな。
※添削例)春潮の調べに鎮魂を託し 語順を変えることで余韻を…。

古乃子 選 
島ぬちに月蝕を待つ影も冴ゆ 依子
会社から帰る頃は見れた月、皆既月食はもう見えなかった。
なので、月蝕を待つその月影(月光)も冴えているとみる。

また、月蝕を待っている人の影も冴えているとみる人も。

えや 選
春めきしデパート二階の八頭身 桜子
デパートに行くのは大人じゃん。二階は婦人服階、あぁ大人なんだなぁと。ピンクな感じ。

桜子 選
愛憎の果ての親密牡丹鍋 依子
このタイトルの映画があったら絶対観たい。何があったのか気になって。

また、昼メロ的な…養殖された肉じゃないからこその生々しさがあるという声も。

依子 選
春めきしデパート二階の八頭身 桜子
デパート二階と言えば婦人服階。そのマネキンの春の装いにいち早く春のときめきを感じる女心。

それでは、参加者の本日の一句をご紹介します★★

静かなる寝息聞こゆる春の宵 朴生

絵付けする筆のたわみや春の星 古乃子
※添削例)春の星絵付けの筆の撓みをり  

そおっとそおっとあつかう受験生 えや

なりたきは椿の花の潔さ 桜子

湯たんぽやカンブリア紀はとこしなえ 亭々

発心の達磨求めて春は来ぬ 一草

幕間に抜ける自由や春の夜 睡睡

渡船待つ顏のほころび春めきぬ 依子

〜以上〜
今回は、ん?これは〇〇さんの句かな…と思ってみるも裏切られ…
な、なりすまし句が実に多く(笑)皆さん最後の名乗りまで楽しんでおられました。

俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

じゃこむすびの会の開催は。。。偶数月の第3木曜日19時です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
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2018年02月08日

第21回じゃこむすび★報

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第21回じゃこむすびの会★句会報

2017年12月21日(木)、
第21回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。
2017年最後のじゃこむすび会は、忘年会も兼ね・・・
参加者には、本年新しくご縁を頂いた三原市の男性お二人も出席、
また皆様よりの持ち寄りも満載、
オイルフォンデュのうずら玉子も弾け飛ぶ(笑)大盛況な会となりました。

今回は参加7名、欠席投句1名、計40句の句会。
ちなみに今回の兼題は【雪女】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第21回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します☆

金賞(12点) まだ独りとまた独りのおでん酒 依子

銀賞(11点) 煙管持つ明治女と手焙と 古乃子
             
銀賞(10点) 喧騒を裂く筆談の雪女 睡々

今回の金賞は、昨年に引き続き…主催者の年末ギッリギリ面目躍如と相成りました(笑)
続きましては、参加者の互選の一番句の発表です☆☆☆

亭々 選 
喧騒を裂く筆談の雪女 睡々
もろに雪女として場面を想像して笑えた。

えや 選 
釣り船のきゅるきゅると鳴く冬の凪 古乃子
頭に図が浮かんだ。寒いんだなと。手が真っ赤な漁師のお爺ちゃんが浮かんだ。

古乃子 選
山番の夢の続きや雪女 
一番ロマンチックなので選びました。自分も、雪女の凄みのある方を詠むか、消えてしまいそうな方を詠むか悩んだ。

桜子 選
煙管持つ明治女と手焙と 古乃子
明治女は私の理想。意志の強い女のイメージ。いわゆる主婦ではなく…女性ですが何か…みたいな。女郎ではなく女郎を雇っている側。かっこいい。

朴生 選
まだ独りとまた独りのおでん酒 依子
独身者と一回は結婚された方。リアルな感じリズムがあって。日本社会のほのぼの句。

一草 選
喧騒を裂く筆談の雪女 睡々
雪女の伝説も色々ありますが、この句を詠んで東北の「ごぜ(盲目)」を連想させるものを感じた。

依子選 
去年今年仮面のままでやり過ごす 
去年から今年への移り変わり…普通なら素顔に戻ってのんびりと思いきや、この句の作者は「仮面のまま」しかも「やり過ごす」という。どうも複雑な家庭事情を垣間見るような…曰くの感じられる句。
※)仮面のままで⇒仮面のままに の方がいいですね。

それでは、続きましては参加者の一句をご紹介します♪

雪しまく喰い込む肩の柩かな 亭々
※)雪しまき肩に喰い込む柩かな
映画「雪女」にエキストラ出演なさった折の記念の一句ですね。

ブランド物の手袋よりもあなた えや
CMのキャッチコピーにでもなりそな一句ですね。

紅き眼のひたりと嗤ふ雪女郎 古乃子
「ひたりと」が効いてますね。笑うを嗤うとするところもさすが。

君の場所こたつの穴で確認し 桜子
可愛く面白い視点の一句ですね。

雪の華見上げる二人寄り添ふて 
※)「添ふて」はウ音便化の「添うて」かな。
ロマンチックな一句ですね。

木守りの紅一天に映ゆれけり 一草
※)「映ゆれけり」は文法的にどうですかね?「映えにけり」かな。
すががしい一句ですね。

ベースコート分の浮き足クリスマス 睡々
「ベースコート」はなんぞや?と話題にのぼった一句。

ゆるされて此処が居場所よ冬満月 依子

〜以上〜
勿論ここに挙げた句以外にも、今回も話題性のある素敵な句がたくさんありました★★★
俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

次なる第22回じゃこむすびの会の開催は。。。
もうまもなくの2018年2月15日(木)19時〜
兼題は「春めく」
です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
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2018年01月17日

しまなみ海道編☆吟行報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆しまなみ海道俳句まつり挑戦編

遅ればせの吟行句会報になり、お赦しください。。。
去る2018年1月17日(水)、大変に霧の濃い日ではありましたが、
今回は、今TVのプレバトでお馴染みの俳人 夏井いつき先生が選者をなさっている、
『しまなみ海道俳句まつり』(しまなみ海道の7つの橋を詠むがお題)
の公募に挑戦しよう!!ということで、
皆でレンタカーに乗り込み、今治までの7つの橋を往来する吟行と相成りました。

また、その途上番外編としまして・・・
大三島の大山祇神社近隣の知る人ぞ知る「生樹の御門」なる大楠や、
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生口島は瀬戸田に眠る、かつては移動図書館として活躍した船「ひまわり号」にも、
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足を運べたことは、今回の吟行をより楽しく彩ってくれました。

それでは、まずは参加者のそれぞれが選んだ5句より抜粋の一句をご紹介★

亭々 選
アーチ橋のやうに笑ひし年女 睡睡
吊り橋の幾何学的な面と季節との組み合わせを笑うような年女とアーチ橋の取り合わせが、
しまなみ街道に響き渡るような爽快感がいいと思いました。 

朴生 選
冬霞潮紋纏ふ能島かな 一草

能島は戦国の終わり秀吉と渡り合い最強と言われた海賊・村上武吉の本拠地。

武吉は三原ゆかりの小早川隆景の盟友でもある。

秀吉の海賊停止令により武吉は周防大島に閉じ込められ生涯を終える。

そういえば先日広辞苑の新版が発行されましたが、

「しまなみ海道」の説明に大島を周防大島と誤記したことがニュースになってましたね。


一草 選
初しぐれ鶴湾の風ほそながし 亭々

冬の尾道湾を描いた一幅の水墨画を彷彿さる優美な句である。


睡睡 選
冬天へ架けたる斜張橋白し 依子

選句の中で一番好きな句です。風景がはっきりと思い浮かびます。

「冬天へ架けたる」は堂々とした斜張橋にぴったり。

冬の空に白が際立っている様子も視覚的イメージを刺激します。


依子 選
島一周ペダル踏みゆく初冒険 朴生
自転車が通れる橋と云えば…。ペダル踏みゆく初冒険とは、青春性の感じられる爽やかな一句。

そして、次に参加者の本日の一句をご紹介★★

着ぶくれて生樹の御門潜りけり 亭々

霧の海霞む多々羅に空の青 朴生 

親子橋睦む水道片時雨 一草

夕虹や第三の橋渡したり 睡睡

生口橋袂八朔賜りぬ 依子

〜以上〜
そして、その後この日の結果発表があり・・・
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なんと!!!!!!!我らがお仲間亭々さんこと津口知幸さんの

   初しぐれ鶴湾の風ほそながし

が、見事しまなみ海道俳句まつり優秀賞に選ばれました〜!!!!!!!
おめでとうございます!!!!!!!
29340097_1596209287163018_8958742789462425600_n.jpg 陶芸家の惠谷さんよりお祝いカップを頂く亭々ご夫妻♪♪
その後、お祝いのカラオケ大会が盛り上がったことは言うまでもありません(笑)

こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
皆様大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

定例句会【じゃこむすびの会】も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2017年12月06日

第20回じゃこむすび会★報

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第20回じゃこむすびの会★句会報

2017年10月19日(木)、
第20回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。
寒い季節になって来ていたこともあり、あたたかい「おでん鍋」を囲んでの回となりました。
また今回は、いつもお世話になっている陶芸家の惠谷さんのお誕生日と、
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サロンSenjuの10周年記念も重ねてお祝いを♪
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表具処「軸源」を営んでおられるお仲間の亭々さんより、
依子の句で扇子を作って頂けることに。。。

いつも愛いっぱいの仲間に恵まれ、本当に感謝するばかりです。

今回は参加6名、欠席投句1名、計35句の句会となりました。

ちなみに今回の兼題は【冬支度】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第20回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します☆

ダブル金賞(11点) 線路果つ外つ国よりの時雨かな 古乃子
ダブル金賞(11点) 積読の装幀愛でる夜長かな 一草

それぞれに独自で俳句を勉強されている…古乃子さん一草さん、
そのお二人の見事ダブル金賞でした♪♪
             
銀賞(10点)  服を喰ふ虫と語らふ冬支度 睡々
※金賞がダブル受賞につき、銅賞は省略させて頂きます。 

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です☆☆☆

亭々 選 
ギチギチにショール巻く田舎の老婆 えや
ギチギチいい!そういう田舎の老婆に出会って生まれた句。

えや 選 
不機嫌に盛って毒林檎をどうぞ 依子
意味はわからんけどいい!!

古乃子 選
服を喰ふ虫と語らふ冬支度 睡々
やっぱり服を喰う虫がよかった。着ようとしたセーターを虫が喰っていた。冬支度への余裕があってよかった。

桜子 選
佳の月を浮かべ盃干しにけり 一草
なんとなくこないだの仲秋の名月を盃に浮かべ飲み干したのかな…自分もしてみたいなという気持ち。

睡々 選
鉄路果つ外つ国よりの時雨かな 古乃子
線路…あちら側の国からの時雨かな。ちょっと寒くなった時、幻想的。
こちら側とあちら側の広がり…想像力のイメージの羽を広げ…雨の景色をみているムードが気に入って。

依子選 
可惜夜や月光纏ふセレナーデ 一草
へー「可惜夜(あらたよ)」という言葉があるのか…と感心した。美しい句。
(※夜・月光・セレナーデ…につき過ぎの声も…。)

それでは、続きましては参加者の一句をご紹介します♪

さまざまの音ともなひて霧晴るる 亭々
霧の晴れて行く様を聴覚で捉えているユニークな句。

ギチギチにショール巻く田舎の老婆 えや
えやさんらしい観察眼の行き届いた句。

あつあつの秋刀魚に放つかぼすかな 古乃子
「放つ」が工夫ですね。

100均の灯も望まれし秋祭 睡々
現代的着眼。
(※しかして「秋祭」は、この句に置いて動かないと云えるか…。
「夏祭」に置き換え可能だったりはしないだろうか…。)

冬支度もふもふ見つけ停止する 桜子
「もふもふ」とは…現代的着眼の一句。

少年に還る一日邨祭り 一草
(※この場合、最後の送りかなの「り」は不要かな。)

添へられし文に声あり今年米 依子
この度の「じゃこむすび」は、親友の尼僧より島根県は温泉津産の新米(玄米)をお祝いに頂いたもので握らせて頂きました。
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またいつも奥様お手製の美味しいスイーツをご持参くださる亭々さんなのですが、
今回の「ココナッツミルク餅」は、かなりの絶賛でした!!
22687688_364654603959307_6240678080153301685_n.jpg みんなからも密かにリクエストの声が(笑)

勿論ここに挙げた句以外にも、今回も話題性のある素敵な句がたくさんありました★★★
俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

次なる第21回じゃこむすびの会の開催は。。。
もうまもなくの2017年12月21日(木)19時〜
兼題は「雪女・雪女郎」
です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪
会場等詳細は参加者におって連絡させて頂きます。

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
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2017年11月15日

三原お城下編☆吟行報

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芸予瀬戸内シトラス俳句吟行会☆三原お城下編

遅ればせの吟行句会報になり、お赦しください。。。
去る2017年11月15日(水)、
ご縁あってお仲間に加わって頂くようになった三原の男性お二方のご案内にて、
この日は、初めてゆっくりと三原という町を吟行させて頂きました。

三原駅界隈は、もとは「浮城」と呼ばれる城下町であったこと・・・
日本26聖人殉教者の一人聖トマス小崎の像があること・・・
「かもめの水兵さん」などの作詞でお馴染みの武内俊子さんの出身地であること・・・
等々、ご案内頂きながら歩いてこそ知れることがたくさんありました。

それでは、まずは参加者のそれぞれが選んだ本日の一句をご紹介★

てくてく 選
山茶花を祓ひ礎石の黙を解く 一草
山茶花が礎石の上に落ちて来たとたんに石が表情を変えしゃべり始めた。

亭々 選
神妙な聞き手紅葉を頭に乗せて 睡睡
現場ならではの瞬間をとらえ楽しかった。

朴生 選
山茶花を祓ひ礎石の黙を解く 一草
今日の1日が現れている。上手すぎて玄人肌な一句。

一草 選
相輪の欠けし塔婆や冬の雲 依子
立派な石像の、年月と共になぜ壊れたかわからないけれど、雲が流れている・・・
時間の経過の風情やあわれを描写している。

睡睡 選
浮城の時空を泳ぐ錦鯉 一草
三原城の跡を詠んだ句としては、この句の他にない!
合併先からやって来た鯉が泳いでいたり…新幹線が走っていたり…スケールの大きい句。

優味 選
神妙な聞き手紅葉を頭に乗せて 睡睡
みんなでまわっていた時、みんな大人がふんふん聞いているのが想像できた。

巫 依子 選
冬浅き古刹の鐘のモリスかな 一草
※添削例)鐘の→鐘に
まだ寒さ厳しくない冬浅き一日だからこそ、ゆっくり景観を楽しんでいる。
古刹の鐘の模様に、もしやこれはモリス作か…と思いを馳せてみたりも。

そして、次に参加者の本日の一句をご紹介★★

無縁仏世間話の小春かな てくてく

城町に訪ねし路地や冬の草 亭々

十字架を背負ひ西坂めざす君 朴生 

逝く秋に貌なき城を祝ひけり 一草

短日や原爆保険ある医院 睡睡

ひらひらと桜紅葉と瀬戸の波 優味

花石蕗の盛り過ぎしを歌碑たづね 依子

〜以上〜
そして、この日・・・

   城下町おなか抱へて紅葉坂

と、詠まれていた身重のお身体で参加くださっていた優味さんが、
春には、無事可愛い女の子を出産されました♪♪♪
20171115_101349.jpgおめでとうございます!!!
またいつか、お嬢さんを連れて参加下さる日を楽しみにしております♪

こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
皆様大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

定例句会【じゃこむすびの会】も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2017年11月04日

瀬戸田クルーズにて観月会★吟行報

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シトラス尾道俳句吟行会「瀬戸田クルーズにて観月会」無事終了

去る2017年10月7日(土)、シトラス尾道俳句吟行会無事開催修了致しました。
今回は、尾道観光協会(おのなび旅行社)さん主催のクルーズの旅に便乗するスタイルにての吟行ということで、

「島ごと美術館」の作品群を、尾道大学の桜田知文先生にひとつひとつ丁寧な解説付にご案内して頂いたり・・・
20171007_160510.jpg
現代美術の作家折本立身さんの「おばあさんのランチ」パフォーマンスに遭遇したり・・・
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途中、缶ビールやジェラードにて海辺でまったりする時間も過ごせたり・・・
お陰様で、本当に盛りだくさんに中身の濃い吟行を堪能することができました♪♪

それでは、早速に参加者の睡々さんの詠まれた10句並びに依子の10句を、
それぞれの参加感想・互選〇のうち1番句◎鑑賞・自選1句★
共にご紹介させて頂きます♪♪

【睡々(すいすい)10句】

神様のさてと云うよな秋の日よ

秋の浜貝殻もまた不全なり

 重きもの沈むが道理檸檬水

 観月会じわり怪しき人となる

◎他人様の娘装ひ秋祭
祭は、都会では邪気を祓う夏祭、田舎では豊作を祝う秋祭が主流。そんな地域に根差した秋祭だけに、地域住民ではない作者は、他人様の娘を装い、特別にちょこっと参加させて貰っているという感じが、睡々さんにしか詠めない句だなぁと思い頂きました。

宵闇の校舎の腹に異界在り

 月光や島と船とを只渡す

 月だけがただ月だけがそこに居て

秋麗老いはエンターテイメント

老うことの幸数へけり秋の暮

〜以上〜
二人きりの吟行。
二人しか知らない時間が確かにそこにあったことを物語るような句でもあるなぁ、と。時折思い出して声に出して読んでみたい句です。
睡々さん参加有難うございました♪ 20171007_120030.jpg

【依子(よりこ)の10句】

 秋陰に母に逝かれし男かな

秋うらら婆婆婆の島ランチ
 まず、大勢のお婆さんが並んで座っていることを「婆婆婆」としたところがユニーク。文字を見たときの視覚効果としても(婆婆婆という文字の連なりはおばあさんがキチンと並んでいるかのよう)「ばーばーばー」という音としても明るいおかしみがあってとっても面白いと思いました。その明るいおかしみが、秋うららの「うららか」な感じた「島」「ランチ」ののんびりとした感じともよく呼応していると感じました。私も同じく島ランチを「秋麗」で詠んだので、あのランチで受けた印象を依子さんと同じ季語で詠んだことが、同じものを見て感じたという実感もあって嬉しかったです。

秋蝶の二連符ベルカントホール

海からの贈物にも秋の声

 秋の浜蝋人形の棄て置かれ

 のみな影となりたる秋の浜

 檸檬谷グリーンレモンの隠れん坊

島の子のヒップホップに月を待つ

秋燈に真白き千羽鶴吊し
 推敲)秋灯下真白き千羽鶴吊るし

港から港へ月の導きに
 推敲)港から港へ月に導かれ
 
〜以上〜
吟行は、同じものを見てそれぞれにどこをどう句に仕立てるか・・・が、面白み。今回、言葉の世界でお仕事をされている睡々さんと同席できたことは、私にとっても大変良い刺激になりました。して、ちょっとだけ先輩風を吹かしてお伝えしたことは、共に「秋うらら」という季語で老いを見つめたところ。俳句は、観念で詠むよりも、目の前で起こっていることを具体的に詠む方が、より臨場感があって、句が生き生きしてきます。

それでは、最後に・・・
島のお婆ちゃんより頂いた手作りブローチをご機嫌につける二人♪♪
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吟行は出会いを楽しんでこそ★★★
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足の気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪
                           
次回は、もうまもなく11月15日(水)!!
三原アーカイブスさんご協力のもと三原旧市街散策です。
※9時三原駅改札集合(昼食代・句会時のドリンク代のみ必要)

【じゃこむすびの会】(偶数月の第3木曜夜)も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
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2017年10月11日

アロマセラピストと俳人の二足歩行に十周年

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2017年10月05日

第19回じゃこむすびの会★句会報

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第19回じゃこむすびの会★句会報

2017年8月17日(木)、
第19回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。
この度は、これまで大変お世話になって来た居酒屋壱六拾さんの閉店に伴い、
句会場が急遽尾道アロマリラクゼーションサロンSenjuに変更になり、
参加者の皆様には、諸々ご不便ご迷惑をお掛け致しました。
今暫く次なる会場が決まりますまで、どうぞ宜しくご協力の程お願い致します。
しかして、そんなさなかではありましたが、句会の方は、
固定メンバーの方に支えられ、だんだんにグレードが上がって来ているとの声も。
今回も参加5名、欠席投句1名、計30句が集まりました。

ちなみに今回の兼題は【原爆忌】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第19回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します☆

10645066_769014829809169_3904329017474255431_n.jpg ←大変ユニークな感受性をお持ちの睡々さん♪
金賞(22点) サンダルを浮かせ何して生きていく 睡々
今回、欠席投句にしてダントツ得点にての金賞です!!おめでとうございます!!
             
銀賞(8点)  盆の月唯唯命照らすのみ 依子
  
銅賞(7点)  故郷や父より届く遠花火 亭々

今回より、金賞句に選ばれた句は・・・
参加者のお一人でもある陶芸家のえやさん作の盃に句を釘彫りにしたものを、
19206320_1410760905671902_284396616_n.jpg <見本>
ご本人にプレゼントさせて頂きます♪

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です☆☆☆

えや 選 
サンダルを浮かせ何して生きていく 睡々
女子高生か…小さい女の子の赤いサンダル…歩く時のふわふわした遊んでいる感じ。
この娘はこれからどうやって生きていくのか…という大人の眼からみた句。

亭々 選 
憎いあんちくしょうになる糸みみず えや
興味あり…グロテスクさゴロが面白かった。
(※「糸蚯蚓」は夏の季語。ちなみに角川俳句大歳時記にして例句がないと話題に!!)

古乃子 選
サンダルを浮かせ何して生きていく 睡々
この句だけ色が違っていた。足をブラブラした感じ。ポーッとした感じ。大人の女性の疲れた夕方。

桜子 選
故郷や父より届く遠花火 亭々
京都に住んでいた時に父や母から送られてくる報告記と重なり。

依子選 
サンダルを浮かせ何して生きていく 睡々
海や川の土手に座ってサンダルを履いた足をプラプラさせながら、さて何をしてこれから生きていこうか…という
安定感の無い感じが、「浮かせ」の表現から伝わってくる。

それでは、続きましては参加者の一句をご紹介します♪

打ち水のあとは東南アジアかな えや
話題にのぼった一句。打ち水をしてもまだ東南アジアかの暑さを表現。

退く波や海には海の夏休み 亭々

秋天や兎耳形兜(とじなりかぶと)疾走す 古乃子
話題にのぼった一句。兎の耳の部分だけが紙でできている兜の展示を観ての発想句。

暗闇に微かに香る夕顔や 桜子
さて、実際に夕顔は香るのか…と話題に…。

この街の子として祈る原爆忌 睡々

軽トラの連なり島の盆踊 依子

勿論ここに挙げた句以外にも、今回も話題性のある素敵な句がたくさんありました★★★
俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

次なる第20回じゃこむすびの会の開催は。。。
もうまもなくの2017年10月19日(木)19時〜
尾道アロマリラクゼーションサロンSenjuにて
会費2000円(各自飲み物持参)

兼題は「冬支度
です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
posted by Senju at 17:50| Comment(2) | ◆気ままに十七音

七夕に浴衣でビアホール★報

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シトラス尾道俳句吟行会「七夕に浴衣でビアホール」無事終了

大変に遅ればせの吟行句会結果報になり、お赦しください。。。
去る2017年7月7日(金)、シトラス尾道俳句吟行会「七夕に浴衣でビアホール」無事開催修了致しました。

この度は、参加者のおひとりでもある尾道お散歩きもの乙女屋さんの桜さんのところで、
浴衣を着付けて頂いての吟行俳句会ということで、参加者の皆さんもワクワクでした♪
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ただ天候がパッとせず…ビアガーデンの予定がビアホールになってしまったのは、
ちょっぴり残念でしたが…。

また、今回は皆さんに初めて!!【袋回し】というのにチャレンジして頂きました。
袋回しというのは、あらかじめお題が書かれた袋が廻って来、その場で即興にて俳句を詠むというシステムです。
今回は、初心者対象ということで、お題にはいくつかの関連季題を選び、
計4袋が2周程廻りました。

それでは、まずは各袋の上位3句よりご紹介致します♪

◆第1の袋(ビアホール、夏料理、枝豆、焼酎、梅酒)

ビアホール隣しずかに烏龍茶 亭々

生ビールフォークにささるままの肉 亭々

枝豆やつまらぬものに他人の恋 依子

◆第2の袋(浴衣、初浴衣、藍浴衣、染浴衣、浴衣地)

射抜かれし見慣れぬうなじ初浴衣 桜子

微笑みも色気に替える藍浴衣 優味

選ぶより選んでもらう初浴衣 優味

◆第3の袋(梅雨の月、月涼し、夏の月、夕涼、夜涼、晩涼、涼し)

梅雨の月互ひに消せぬ過去懐き 依子

私より思わせぶりな梅雨の月 優味

晩涼や波音交じる下駄の音 亭々

◆第4の袋(七夕、星祭、星合、星の恋、七夕竹、星逢ふ夜、星迎え)

星逢う夜眠れぬ時を君思ふ 桜子

星合の夜に会へるひと逢へぬひと 依子

七夕の遠く離れて波の音 

続きまして、参加者の互選の句をご紹介致します♪♪

亭々選
射抜かれし見慣れぬうなじ初浴衣 桜子
DOQN感が良かった。

桜子選
私より思わせぶりな梅雨の月 優味
降ったり止んだりのこの日を思い出します。綺麗な月が見えたと、カメラを取り出すと雲に隠れたり(笑)

優味選
藍浴衣山際消えて闇となる 亭々
色気はもちろんなんとなくミステリアスで気になる句。

猫猫選
微笑みも色気に替える藍浴衣 優味
普段から見ている微笑みも藍浴衣を着てる姿には、普段見ない姿にドキッとする瞬間があると。

依子選
選ぶより選んでもらう初浴衣 優味
初めて着る浴衣ならではの恥じらいとときめきが感じられ。

参加者の一句より
きれいだねこころ何処へ藍浴衣 猫猫

どの方の句も、やはり吟行ならではの生き生きとした感じがあります★★★
参加者の皆さん、初の袋回し体験楽しんで頂けましたでしょうか?(笑)
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪
                           

次回は、もうまもなく10月7日(土)瀬戸田の観月会です。
※夜の吟行の場合は、基本的に翌日に句を提出して頂きます。
【じゃこむすびの会】(偶数月の第3木曜夜)も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
posted by Senju at 15:53| Comment(0) | ◆気ままに十七音

2017年08月08日

第18回じゃこむすびの会★句会報

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第18回じゃこむすびの会★句会報

2017年6月15日(木)、
第18回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了。
この度、句会報のUPが随分遅くなりましたこと、失礼お許しください。。。
今回は、日頃独自に俳句を作っておられるという新しい方がまた数名・・・
ご参加くださり、大所帯の大変賑やかな一夜となりました。
句の方もお陰様で欠席投句含め過去最高の55句が集まりました。

ちなみに今回の兼題は【ソーダ水】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第16回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します☆

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金賞(10点) 短夜や土塊のある靴の裏 古乃子
初参加にしての金賞!おめでとうございました♪♪♪
「短夜」の頃は、昼が長い…。そのぶん靴の裏にも土塊がいっぱい。
             
銀賞(9点)  風鈴を風に残して工場閉づ 海象  
銀賞(9点)  航跡を追って目の合う蛍狩り 転児

※銅賞は、同点(8点)句がたくさんありましたので今回は略させて頂きます。

それにしても、今回の上位得点句はみごと新しい参加者の方ばかりでした。
さすがは、俳句経験者!!!

続きましては、参加者の互選の一番句の発表です☆☆☆

えや 選 
曲がり角こぼれるような紫陽花よ 優味
勝手に雨の曲がり角をイメージ。もう濡れるわみたいな…。

亭々 選 
蛍火のひとつはあの人の煙草 依子
生きている時間の短い蛍…あの人の煙草も…せつない…。

けると 選
豆飯の豆で算数鬼の顔 えや
親と子ども、どっちか片方だけかと思ったが、引いてみるとどっちも鬼の顔かなという面白さ。

桜子 選
ほうたるを待ちぬ口づけ待つやうに 依子
必ず来るとわかっているワクワクした感じが…。

睡々 選 
おめかしの遊び疲れしソーダ水  古乃子?
ソーダ水ってシュワッとした爽快感と気の抜けた後のけだるい感じの相反するイメージがあり、それが遊びと疲れの対比に良く合っている。

優味 選 
風吹けば風吹くように水草生う  亭々
なんか好き。自然の感じ。軽やかな感じ。

転児 選
生と死の境のやうな淡竹かな 睡日
春から遅れて土から出てき、じめじめしたところ…もの哀しさを感じる。

古乃子 選
夏帽子西條八十の母の詩 一草
西條八十(残念ながらどの詩かわからないのですが)の時代と夏帽子が合うな…と。

海象 選
哀しみか怒りなのかも梅雨の空 優味
外から見ると哀しみか怒りかわからないけれども、どちらかの気持ちが現れているに違いないと作者は思っている。その違いを計りかねている気持ちが、雨は上がるのかまだ降るのか…。

巫 依子 選 
風鈴を風に残して工場閉づ  海象
経営不振による閉鎖か。ただ吊るされた風鈴が鳴るばかり。風に残して…という表現により、すべては自然の流れに従うのみ…というような無常観が醸し出されている。

続きまして、参加者の本日の一句をご紹介☆

ペアグラス正気を保つソーダ水 えや

炎天や寧ろ波より波であり 亭々

ながばなしソーダ水も気が抜けて けると

袖通し心も軽き単物 桜子

待ち人はLIKEかLOVEかソーダ水 睡々

深いシワお日さまの跡五月晴れ   優味

住む人の在るを示して袋掛け 転児

連勝の眼揺るがぬソーダ水 古乃子

潮騒のやうに蝉鳴く夕木立   海象

アロマてふ橘花の恵み田道間守(たじまもり)一草

進水の威風堂々梅雨晴間  依子

もちろんここに挙げた句以外にも、今回も話題性のある素敵な句がたくさんありました★★★
俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

この会では、これまで一番人気句に選ばれた句を、
最近は・・・【酒器に釘彫り】していっております。

そして、いつもいつも愛いっぱいのお料理で会場提供くださっていた壱六拾さん、
諸事情により、休業されること・・・。
これまで、長い間本当にありがとうございました。
心からの感謝を★★★

よって、今後暫くはサロンSenjuにて開催致します。
まだまだ色々と力不足の私ですが、どうぞこれからも宜しくお願い致します。。。

次なる第19回じゃこむすびの会の開催は。。。
今週2017年8月17日(木)
兼題は「原爆忌」
です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
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2017年06月19日

第4回亀仙人と行く尾道俳句吟行会☆無事修了

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第4回亀仙人と行く尾道俳句吟行会☆無事終了

遅ればせの吟行句会報になり、お赦しください。。。
去る2017年5月7日(日)、ゴールデンウィークラストの日、
第4回の因島除虫菊吟行俳句会が無事開催終了致しました。

「除虫菊」は、かつて蚊取線香に使用されていた花で、
今となってはその用途はなくなり、観賞用の「幻の花」となりつつあります。
当日は、しまなみ海道らしく「蜜柑の花」も咲く頃にあたり、
本当に気持ちの良い好天に恵まれたまさしく吟行日和でありました。

また参加者の方も・・・
じゃこむすびの会でお馴染みのメンバーに加え、
今回初めて、近隣の弓削島より短歌歴の長い歌詠みのベテランゆげるさんや、
ピアノの先生をされているという俳句初心者な女性みかんさんが参加下さるなど、
いつにも増して、色々な趣向の素敵な句がたくさん生まれた吟行句会となりました♪♪♪

お昼にみんなで頂いたイタリアンも良かった☆☆☆
20170507_115751.jpg 私はレモンクリームパスタを♪

それでは、それぞれに詠んだ句(8句)より抜粋にてご紹介

猫猫 作
青空に白きパノラマ除虫菊
本日の景を見事に言い切った一句!!と依子大絶賛
風に舞う白き妖精除虫菊
※舞う→舞ふ
まさか猫猫さんの句とは!!例えが素敵と女性陣より好評
風香る汽笛聞こえる港町
※香る→薫る、聞こえる→聞こゆる、港町→港かな
「港町」まで言うと、今日の感じではいい過ぎかな…との声も
新緑に心奪われ時とまる
耳すませ山の演奏老鶯か

亀仙人 作
鯉のぼりあおしろかほる島の風
イメージが浮かぶと猫猫さんより好評
しろみどりかほり織りなす島の夏
視覚で詠むか嗅覚で詠むか…欲張らない方が良いのではと依子より
そよ風と白きかほりの除虫菊
芳香のない除虫菊を「白きかほり」と詠んだのはなかなかと依子より
そよそよとはるか波間の除虫菊
海から見ているのか、海を見ているのか…視点をもう少しハッキリと
目を閉じて鶯のこえ白い花
※添削例)白い花瞳閉じれば匂鳥
語順を入れ替えることで、視覚から聴覚への感覚の移行が効いてくる?

ゆげる 作
眼をすがめをれば母の在す除虫菊 
※添削例)眼をすがめをれば亡母在す除虫菊
亡母(はは)と表記した方が、より感じが出るのでは
除虫菊今はも只の華となり
蚊取線香にはもう使われていないところを読んでいる感じが…と猫猫好評

ゆずり葉になほ力ある山路踏む
土地の人ならではの観察眼と依子好評
そのかみの威勢恋ほしか除虫菊
「かみ」は「神」と表記した方がわかりよい?
竹の秋梢にからすのそよぎゐて

みかん 作
花みかん自転車客に道教え 
※添削例)花蜜柑サイクリストに道教へ
しまなみ海道らしい一句と参加者大好評
ステージは石がきの上除虫菊
ピアノの先生ならではの視点と亀仙人好評

潮の香とコラボレーションみかん花
島の風景が思い浮かんだと猫猫好評
除虫菊ほほえみショットカメラマン
句のピントは?と視点がややぼけるかな。
とんび鳴く山すそに咲く除虫菊

巫 依子 作
行く船の澪の白さや聖五月
手慣れた感じがするとゆげるより
船を待ち人待ち除虫菊の揺れ
風景が綺麗だなと好評
さへずりを風音を聴き除虫菊
除虫菊の視点ですねとみかんより

風音「と」にした方が面白いのでは?とゆげるより
ペダル漕ぐ脚を休めて除虫菊
そこに居合わせたので、凄くリアルに飛び込んで来たとみかん好評
時折の汽笛をとほく除虫菊

どの方の句を見るにつけても・・・
やはり吟行ならではの生き生きとした感じがあります★★★
参加者の皆さん、ありがとうございました。
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

次回よりこちらの会は、諸事情により・・・
「亀仙人と行く尾道俳句吟行会」改め【シトラスの会】に変わります。
次回は7月7日(金)19時〜尾道ロイヤルホテルビアガーデンの予定です。
※句会は、翌日出句のメール句会を予定しております。
ふるってご参加下さい!!!(要・事前予約)
【じゃこむすびの会】も引き続きどうぞ宜しくです★☆★
posted by Senju at 18:01| Comment(1) | ◆気ままに十七音

2017年05月10日

第17回じゃこむすび★句会報

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第17回じゃこむすびの会★句会報

2017年4月20日(木)、
第17回俳句であそぼ☆575「じゃこむすびの会」無事開催終了致しました。
今回は、いつもヤイヤイ言ってくださる亀仙人さんが欠席で寂しくも(笑)、
女性参加の方が主催者以外に3名もおられ、大変に華やか句会となりました♪

また、この度は私が尾道へ移住して10年目にもあたり・・・
こうして句会をご一緒できる仲間にも恵まれて来たことが本当に嬉しく、
只今TVのプレバトで人気沸騰中の俳人夏井いつき先生を真似て?
私も初の着物姿(画像)で参加を果たしました♪

句の方もお陰様で欠席投句含め様々な40句が集まりました。

ちなみに今回の兼題は【エイプリルフール】(5句中1句はこの題で出句原則)
さて、結果はいかに。。。

今回も、参加者の皆さんに最終選んで頂きましたお気に入りの5句を、
それぞれに予め順位付(1番5点・2番4点・3番3点・4番2点・5番1点)して頂き、それを完全点数換算させて頂きまして、『本日の人気句』の結果を導きました。
(※主宰がいる場合は参加者の互選の後、主宰よりその日の特選・入選句の発表有)

それでは、まずは第16回じゃこむすびの会の上位得点句をご紹介致します☆

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金賞(13点) この世などエイプリルフールなのかもね 優味
2度目の参加にして堂々の金賞!おめでとうございます♪
             
銀賞(9点)    鉄橋の出会い別るる春夕焼  睡々
※出会い→出会ひ
鉄橋「に」じゃないのか…等、色々物議をかもし出しながらも…鉄橋そのものを詠まれたそうな。

※銅賞は、同点(6点)句がたくさんありましたので今回は略させて頂きます。
続きましては、参加者の互選の一番句の発表です☆☆☆

亭々 選 
春宵の狂ひ鳴きたるサキソフォン 巫 依子
春は木の芽時で人間も狂い出す。サキソフォンに本音の部分がうわっと出たのかな。

えや 選 
鉄橋の出会い別るる春夕焼 睡々
絵が綺麗だな。。。

猫猫 選
四月馬鹿ささいな嘘に踊らされ 桜子
今話題になっているエイプリールフール用の動画に騙された感が出ている。

桜子 選
滑走の車輪収まり花景色 睡々
自転車の車輪が止まるぐらいのしまなみの花景色…。

睡々 選 
薄氷の空に漣ある如く  亭々
自分自身も見たばかり…だったので。

優味 選 
傘浮かせ譲るも嬉し花の雨  睡々
桜だったり…色んな花を見に行って優しい気持ちになった。その伝染。

巫 依子 選 
この世などエイプリルフールなのかもね  優味
なかなかに深いところを軽く言い切ったところがいい。

続きまして、参加者の本日の一句をご紹介☆

冷や汗のツィート多く四月馬鹿 亀 仙人
現代的なところを捉えておられますね。

紺青の人と訪ねし桜かな 亭々
「紺青の人」とは…スーツの人か…色々想像が膨らみましたね。

ダシのない汁と目刺しの朝ごはん えや
いつもリアリティ(生活感)を大切にされて…の句作がいいですね。

笑顔咲く会話も弾むお花見で 猫猫
※添削例)笑顔咲き会話も弾む花見かな
「で」は、できるだけ避けてみて下さい。

ひらひらと夜桜のもと盃に 桜子
※添削例)ひらひらと盃に夜桜のもと
敢えてリズムを乱してみるのも、経過があらわれいいかもしれません。

旅人に目を閉じ探す春ひとつ 睡々
※添削例)旅人の瞑(めつむ)り探すひとつ春

自転車で島から島へ若布来る  優味
※添削例)若布届く島から島を自転車で

海 桜 坂 猫 春のカルテット  依子

もちろんここに挙げた句以外にも、今回も素敵な句がたくさんありました★★★
俳句は、とにかく季語を入れて5・7・5にすれば、ひとまず形になります♪
また俳句は、ひとりで作り続けるものでもなく・・・
やっぱり「座の文芸」だなと思っております。
句会の後、句を通して色々想像したり・・・お話するのもまた楽しいひと時です。
いきなり、上手な句を詠もうとせず(笑)…まずは気軽に参加してみて下さい♪♪♪

この会では、これまで一番人気句に選ばれた句を、
最近は・・・
20170420_203437.jpg (前回金賞受賞の桜子さんも)
【盃に釘彫り】していっております★★★

もちろん、選ばれなくてもご自分の句を記念に・・・も可能です♪

そして、いつもいつも愛いっぱいのお料理で会場提供くださる・・・
壱六拾さんにも心からの感謝を★★★

まだまだ色々と力不足の私ですが、どうぞこれからも宜しくお願い致します。。。

次なる第18回じゃこむすびの会の開催は。。。
今週2017年6月15日(木)
兼題は「ソーダ水」
です。
その季節の季語(歳時記参照)の入った句を5句作って来て下さい♪♪♪♪♪
初心者・飛び込み大歓迎の会ですので、お気軽にどうぞ♪

参加ご希望の方は。。。
TEL 0848・46・6287
e-mail aroma-senju@aroma-senju.sakura.ne.jp
(※件名に「じゃこむすび」と入れて下さい)   
posted by Senju at 09:59| Comment(2) | ◆気ままに十七音

2017年04月18日

10年目の春の喜び

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   或る日より花見船となり渡し船 依子

高速バスより旅鞄ひとつで降り立って、尾道市民になったのは10年前。。。
その移住10年目の春にして、久しぶり(6年ぶり)の尾道俳句まつり入選
旅人としてではなく、住人の視点で詠みたかったところが叶いました。

十代の頃、大林宣彦監督の映画の中の町として魅せられた尾道。。。
10年という歳月の中で、町は色々な貌を見せてくれました。

そんな尾道という町が詠ませてくれた句。。。
昨年より、【尾道文化】という冊子に掲載頂くご縁も頂いております。
今年のテーマは『月へ』
(※昨年のテーマ『海へ』はhttp://aroma-senju.com/article/174529958.html
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   月へ   巫 依子

 対岸に待ち人のゐて冬の月
 春の月バージョンが一度尾道俳句まつりに入選、原句は冬の月。

 放蕩の血を眠らしめ梅雨の月
 「俳句研究」という雑誌の30句競泳佳作入選句。

 み仏と暮らすこの町月涼し
  尾道の山の手ならではの一句。

 海原に空に寒月あるばかり
    44歳の誕生日を迎えたばかりのスーパームーン。

   昼の月ぽっかり浮きて蜜柑山
    この地を去ることになった友と最後にしまなみをドライブした折の一句。

 ※【尾道文化】は啓文社並びに花本書店にて発売中

歩みは遅々と…ではありますが、まだまだ尾道らしい句を詠み遺していきたいものです。
只今。。。
偶数月の第3木曜日には、俳句であそぼ575「じゃこむすびの会」
奇数月のどこか1日には、「亀仙人と行く尾道俳句吟行会」
も開催中です♪♪♪
posted by Senju at 10:41| Comment(2) | ◆気ままに十七音

2017年03月27日

第3回☆桜土手〜なかた美術館吟行報

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第3回亀仙人と行く尾道俳句吟行会☆無事終了

去る2017年3月26日(日)、春らしい陽気に恵まれる中・・・
第3回の桜土手〜なかた美術館吟行俳句会無事開催終了致しました。

桜土手は、尾道の桜の名所スポットでもあるのですが、この日はあいにく時期早々でありました。
なので「花含(はなふふ)む」という季語があるんですよ〜とお伝えしたり。

また、美術館の方では、エコール・ド・パリを中心とした画家たちの作品を一同にした展示の開催中でした。
17424848_1229785663805384_4116876220792746187_n.jpg この展示が、なかなかに素晴らしかったです☆

ということで、桜土手を散策するもよし!美術館で句をひねるもよし!

今回は、春休み中ということもあって、可愛らしい姫ちゃんもお父さんと一緒に初参加下さっていました♪
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参加者の皆さんには、それぞれ5句作って頂きました。
まずは、それぞれに選んだ句より抜粋にてご紹介させて頂きます。

直道(ただじ)選
描かれし婦人の眼春愁ひ 依子
絵を見てみたいなぁと思いました。

猫猫 選
恋は咲く桜のように満開に 亀仙人
ほのぼのとした一句。

亀仙人 選
エコール・ド・パリの画家たち春うらら 依子
今日の感じを。

巫 依子 選
まだ咲かぬ蕾の中に春みつけ 亀仙人
桜が咲いてなくて、今日みんながそれぞれに自分なりの春を感じるところを探している感があった。そんな中の素直な一句。

それでは、次に参加者の一句を。

卒園のせんぱいのあとリーダーに 直道
せんぱいが卒園して、いよいよ娘さんがリーダーに!
今しか詠めない記念の一句になりましたね。

新しい縁を求めて春の空 猫猫
春だからこその感じですね。

お帰りと春の陽だまり微笑んで 亀仙人
陽だまりがお帰りと微笑んでくれているように感じる…あたたかく優しい句ですね。

春装の女の子玩具の眼鏡掛け 依子
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このオモチャのメガネをかけたキュートな女(め)の子を詠みたかった♪(笑)
おっと姫の短冊も♪
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吟行は、何が待っているかわからないドキドキワクワクの機会です。
その日その場所だからこそ詠めるところ、このメンバーだからこそ詠めるところ、そんな風に、かけがえのない出会いを大切にできたら…心も豊かになりますね。

今回は、ランチはみんなで「くじらぐも」さんのオムライスに行き、
句会には、素敵な期間限定のデザートセットも♪
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参加者の皆さん、今回もありがとうございました。
こちらは、初心者大歓迎の会ですので、これからも・・・
大人の遠足気分で気軽にご参加頂けたら嬉しいです♪

次回こちらの吟行会の開催は・・・
2017年5月7日(日)因島の除虫菊を見に行こうです♪
その前に4月20日(木)のじゃこむすびの会も宜しくです★☆★


posted by Senju at 22:40| Comment(0) | ◆気ままに十七音